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2004.01.05

DVD 『アマデウス』

すでに何度か観た『アマデウス(ディレクターズ・カット)』。TVに面白そうな番組がないので、代わりにこれを。

ネタバレ有り・注意

独特の世界に引き込まれるなぁ。
でも、何度観ても納得するところまでいかないのが、信仰の絶対性、とでもいうのだろうか。僕は特に信仰するものを持たないので、サリエリが音楽家になれるよう神に願ったり、モーツァルトの才能に嫉妬することを神の所為にしたりしたりする気持ちが十分には分からないのだ。
人間は神の前では平等なのだろうか?
才能は等しく与えられるのだろうか?
そんなことはないのだ。違うからこそそれぞれの道を進み、社会を形成するのだろう。たとえ、同じ道を志すとしても、それは神が示すものではなく、自分が切り開くものなのだ。
とはいえ、人間は弱い。何かにすがりたいということは分かる。だけど、絶対ではない。
途中でサリエリは十字架を燃やす。
そこで初めて、神から距離をおき、自分の力で生き始めたとも言えるのではないか。
でも、自らが「凡庸な者たちの頂点」と言い切るところに、神を否定した自分が、実は神の存在に絡め取られていることを示している。

モーツァルトが天才であることは言うまでもない。
残された音楽が今も我々の心を動かすのは、決して神の仕業ではないと思う。

映画の中で、モーツァルトが両腕を振って指揮する場面は、すごく「らしい」感じがする。

今日で正月休みも終わり。
『ローマの休日』はいつ観られるかな?

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