シャープ vs イオン
台湾のメーカが作った液晶テレビに使われている液晶パネルの製造に、シャープの特許技術が使われているとして、そのメーカの日本法人に販売差し止めを東京地裁に請求した。
その液晶テレビはイオンで独占販売されているので、実質的にはそこをねらっているらしいのだが、頭に来たイオン側はシャープと取引停止をすることに。
というわけで、シャープとしては、特許侵害された製品を国内で販売しないように、という当たり前と思える行動をしたら、それを売っているイオンが「イオンのブランドイメージに傷が付く(?)」と判断して、逆にシャープ側に反撃した、といったところだろうか。
反響が大きかったからなのか、なんなのか分からないが、双方が歩み寄って、「当該製品の販売停止」「取引再開」「特許問題はイオンを抜きで交渉」ということになったらしい。
時系列的には、
はじまり
問題の広がり
あせり
落としどころ
結局は・・・
(いずれも NIKKEI NET より)
あっしとしては、イオンの行動はおかしいと思う。
途中まで、イオンは単に輸入販売している液晶テレビが特許侵害の疑いをかけられて、困惑した結果の行動だと思っていたのだが、実は、イオンと台湾メーカの共同開発製品だったのだ。つまり、自分が関わった商品にいちゃもんをつけられたわけ。そりゃ、腹立つよね。でも、それとこれとは別。さらに、イオンのブランドイメージを考えると、普通に考えればどういう行動をとればよいか、あるいは、イメージダウンが少ないかをきちんと考える必要があった。
商品を安く提供することは、消費者にとって望ましいことである。
しかし、他者の権利を侵害している(おそれ)がある場合にも、その論理が通用するかと言えば、そうではないのだ。
そういう点では、シャープ側も最終的にはいらぬ譲歩をしてしまった感がある。まぁ、痛み分けということか。
でも、どちらがより大きい影響を受けたのかというと、やはりイオン側だろう。
あっしも特許については他社からいじめられていたりするので(笑)、今回の事例では、どうしてもメーカ側に味方したいのだ(爆)
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