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2005.05.15

『ハリセンボンの逆襲』 椎名誠著 by 頑固な文庫読者

椎名 誠〔著〕: ハリセンボンの逆襲

 おぅおぅ、どうしたことだ。
「・・・・というのはいかがなものか」
だって。困るなぁ。赤マントとして、そういう言い方はいかがなものか。

 毎度毎度いろいろなところに行き、話し、体を動かし、何かに目をつける。
 その中からいくつか。

「真空中で激しいエンジン音やバクハツ音がバカスカ聞こえてくるという逃れようのない物理的嘘が・・・」 (火星対紀元前ローマ)

 → なるほど。そういえばそうだよな。

「千人ぐらいのエキストラを必要とし、雨が降ったらたちまち五百万ぐらいの丸損」(ドタンバ晴天)

 → ということは、エキストラ一人で五千円ってことなのね。

「船というのは国際的にもいまだに等級づけが一番はっきりした乗り物で」(コクもなければキレもない)

 → だから、船底ではドレイが太鼓の音に合わせて長いオールでこいでいるのか(笑)

「この町の夜がとても暗いのに感心した」(カッパ少年発見)

 → 夜明るいことが文化なのではなく、必要不要を判断することが重要なのだ。

「(とても目を惹く安全運転注意看板に)言っていることはわかるがどうも釈然としない」(チカンはアカン)

 → これは僕もネタにしたことがあるので、よくわかる。

「春は弥生。『いやおい』の意で、草木がどんどんはげしく生い茂るさまだという」(二月はキライだ)

 → うわ。こんなうんちくが飛び出るとは。

「これからは形骸化した成人式などより、・・・」(サーカスと元服)

 → 全くその通りだと思う。必要なことなのは、必要かどうかを認識できるようになることなんだよな。


 相変わらずのペースで、相変わらずの内容ではあるが、これはこれでいつまでも続けて欲しいのである。

『ハリセンボンの逆襲』
椎名誠著
文春文庫 ISBN4-16-733424-0
本体467円+税

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コメント

はじめまして。椎名誠の本を一時期すごく読んでいてのでこちらを訪問させてもらいました。記事を読んでまた久しぶりに読みたくなってきました。
’必要不要を判断’、全く同感です。

投稿: メープルップ | 2005.05.18 23:28

メープルップさん、はじめまして。

僕も一時期まとめて読んでいたことがあります。
「赤マント」シリーズはストレートなので、文庫が出るのが楽しみです。もう正統派のおじさん、ってな感じで(笑)
世の老若男女よ、読めよ、と。流されるばかりが大人じゃないぞ、ってね。

投稿: みそがい | 2005.05.19 23:28

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