『サイバーアーツジャパン展』 を見る
先月末に実家に立ち寄ったばかりなのだが、また用事ができてこの土曜日にも行かねばならなくなった。
その用事はさておき、せっかく東京方面に足を伸ばせるので、日頃は吸えない都会の空気というか、見ることのできないモノを見たいのだ。
で、Webでいろいろと探していたら、これをやっているのを見つけた。
『サイバーアーツジャパン - アルスエレクトロニカの30年』
紹介ページの中で、唯一知っているのが「明和電機」。
ハイテクではないがローテクともいえない、でも楽しく面白いパフォーマンス・・・、だったような気がする。
(詳しくは知らないのだ(汗))
場所は木場にある東京都現代美術館。
以前、一度だけ行った記憶がある。
何を見に行ったのかは覚えていない。
漫画関係だったかな。
さて。
サイバーアーツとは何か。
どうも、エレクトロニクスを用いた新しい芸術のカタチ、らしい。
予備知識がないまま見たので、面食らう展示が多かった。
それは、従来の美術とか芸術とかの展示とは違って、見る側がある程度参加することを要求されるからだ。
たとえば、割と大きなスペースで展示されていた明和電機の作品。
その片隅に「口パク」なるものが置かれている。
これは、タッチした位置で音程を決め、ブザーのような音を出す楽器(?)なのだが、その音が出る部分がシリコンみたいな皮で口のように開け閉めでき、音のこもり具合が調節できるようになっている。
実際、試してみると、面白い。
たぶん、回路としては単純な電子回路でしかないが、口を開け閉めするアナログチックな構造を追加することによって、単なる音が出る装置ではなく、操る面白さをより高めているのである。
別のスペースでは、巨大な煙突状のモノの中に葉っぱ状の紙を入れると、煙突状のモノの先からそれが降ってくる、なんてのもある。
葉っぱ状の紙には、閉じた目と開いた目が表と裏にそれぞれ描かれていて、降ってくるときにクルクルと回る。それは目をパチパチとしているように見えるのだ。
単純なのに、子どもから大人まで楽しくなる。
ただ、これがサイバーアーツなのかといわれると微妙なのだが。
いずれにせよ、自分がアクションしなければ楽しめない作品が多かった。
逆に言えば、自分が楽しもうとすれば、その楽しみはより大きくなるのだ。
それ以外にも、
1枚のレコードにたくさんのトーンアームが乗っかるプレーヤとか、
磁性流体をつかったオブジェとか、
タイプライターで打つ字がXXするやつとか。
展示物の数は、それほど多くないので、ある程度急いで見て回るのであれば1時間ちょっとあれば十分。
なお、この入場券で常設展も見られるので、引き続きウォーホルやリキテンスタインの作品を見に行く。
実は、時間が早かったためか、サイバーアーツジャパンもそんなに人が多くなかったけど、常設展示室はあっしを含めて二人とか三人とか(笑)
下手すると、展示室にあっしと監視員だけとか。
これでよく美術館の経営が成り立ってるよな、などと余計なことを考えてしまう。
でも、こちらも面白い。
作品の言わんとしているところは全然分からないけど、色とカタチ、造形など、勝手にあっしが感じるままを楽しめばいいのである。
アホみたいな作品だな、なんて思ったってかまわんのである。
とりあえず入館料1000円分は楽しんだ。
外へ出ると風が強く、埃が舞う。
あっという間に現実に引き戻された。
そうそう。
残念ながら、サイバーアーツジャパン展の図録は無し。
まぁ、図録にはしにくいし、したところで面白みは激減だろうしね。

東京都現代美術館
『サイバーアーツジャパン - アルスエレクトロニカの30年』
3/22まで
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