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2011.08.24

『椎名誠 旅する文学館 ~東京・神楽坂2011~』 を見る

ウダウダしながらベッドで本の雑誌を読んでいたら、最後のページに開催の案内があった。

もう会期末前日だったので、次の日に慌てて出立。

でも、その日は猛暑で、しかもこのところの体調不良が続いていて、車を途中の駐車場に入れてから電車で都内に向かう段階でもうフラフラ。

最寄り駅は地下鉄東西線神楽坂なのだが、ケチってJRの飯田橋から歩く。
それが間違いですね。
神楽坂を上っている間にも、目は回るし、喉の渇きでヒリヒリするし、ジュースを飲もうとしてもなかなか飲めない。

一息ついて、記憶していた場所へ行ってみると、

2011081802

神楽坂セッションハウス、という所。
1階が駐車場になった小さなオフィス用ビルに案内板。

あぁ、たどり着いた…、と思ったら、開展前だった。

仕方なく、神楽坂駅の改札前に避難して、緩く効いたエアコンの前でしばらく涼んだ後、再出発。

エレベータで2階の会場にたどり着くと、15畳程度のL字形の部屋。

壁には、年表、自筆の作品群解説、ガリ版出版物、自筆原稿など。
また、壁下と部屋の中央には書棚があって、おそらく出版されたほぼ全ての本が並んでいる。

部屋の端にはビニル製(?)の大きな地球儀。
それには付箋が貼られていて、今までに行ったことがある場所を示しているのだが、おおざっぱに見れば、ほぼ地球のほとんど、ともいえるくらいで驚く。

その隣には、一人用のテントと靴や道具類。
何故か、蛇のように塗装された長い木の枝が一緒に置かれていた。

もう一つ、一昔前の本体とキーボードが別体になっているワープロ。

てっきり原稿を自筆でしているとばかり思っていたあっしは、管理のお姉さま(?)に、
「あの古いワープロは?」、と聞くと
「椎名はあのワープロで書いているんです。同じものを5台(?)持っていて、メンテしながら使っているんですよ」
とのこと。
赤マントシリーズなどを読むと、飛行機の中で原稿を書く、なんでことが書かれているので、
「旅に出たときは?」
「そのときは原稿用紙に手書きです。でも、編集の人しか読めないですよ」
と言っていた。
確かに、自筆の作品解説と、自筆原稿を比べると、自筆原稿は半分くらい読めない(笑)
作品解説は、見学者が読めるように丁寧に書いてあるそうだ。なるほど。


部屋の半分以上を占める出版物の中で、実物を見たことがない初期の実務書を読んでみた。

驚いたことに、『クレジットカードの実務知識』という本の前書きは、既に椎名節とも言えるくだけたエッセイ風の表現になっている! (本文は硬かったけど)
その前後に出版された『クレジットとキャッシュレス社会』『大規模小売店と流通戦争』(この2冊は実物ではなくコピーが綴じられたものであった)には、そういう記述が見られず、硬い口調のというか普通の実務書のように書かれていたので、『クレジットカードの実務知識』のその部分だけは書きたいように書いたのだろう。

もっとも、そのすぐ後に『さらば国分寺書店のオババ』が出るのだから、面白い。

ただ、やっぱり暑さでやられてしまって、集中力が全くなかったので、今見たものがそのまま後ろ頭から流れ落ちているような気分。

写真集など、今まであまり手に取らなかったものを中心に何冊かに目を通し、2時間弱ほどで退出。

実はこの日の遅い時間には椎名誠本人が来ることになっているのだったが、残念ながら…。

この展示会は、神楽坂での開催は既に終了しています。

でも、この後に2カ所くらいで開催するそうです。
また東京に戻ってくるかは、そのリクエストがどれくらいあるか、によるそうです。

2011081803

それから、いわゆる公式HP(になるのかな?)ができています。

『椎名誠 旅する文学館』

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コメント

あらあら終わってしまって残念、知らずにいました。
会津か新潟に行かないとなりませんね。
でもWebがいい感じで、楽しめました。
これからはチェックします。

投稿: Lisa | 2011.08.24 01:13

Lisaさん、こんにちは。
あっしは気がついたのが前日だったので、なんとか滑り込みセーフ(笑)
管理のお姉さまにそんな感じの話をしたら、「宣伝が不足していて申し訳ありませんでした」とおっしゃったので、こちらが恐縮してしまいました。
時間があれば、もっと遅くまでいて椎名さんの本物(!)を確認することができたんですけどね。なにぶん、行き帰りで5~6時間かかるもんですから。

別会場での開催の際には楽しんで下さいね。規模は小さいですが、中身は濃いですから。

投稿: みそがい | 2011.08.25 22:34

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