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2012.03.20

『聖徳太子一三九〇年御遠忌記念 法隆寺展』を観る

何かないかと情報を探していたら、日本橋の高島屋で『法隆寺展』というのをやっているのを見つけた。
会期末寸前の19日にいってみた。

2012031902

なんで見てみようと思ったのかと言えば、聖徳太子像として有名な絵が展示されている(ようだ)からである。

なぜ「ようだ」なのかは後で説明するとして、法隆寺といえば、あっしにとっては東京国立博物館の法隆寺宝物館1階の小さな仏像が並んでいる圧倒的な静謐さ。ちょっと言葉にはできない感覚。

そういう意識でこの法隆寺展を見ると、ちょっと拍子抜けしてしまう。
今回の展示での主役はそれらの仏像ではなく、聖徳太子だからだ。
小さな仏像たちが静の象徴だとすれば、聖徳太子は日本と仏教と政治をダイナミックな融合という誰もが習う事柄として動の象徴といえる。

で、展示の半分以上は聖徳太子およびそれにまつわる物品。
絵画あり木像ありと、日頃なかなかお目にかかる機会がないモノばかり。

冒頭で書いた有名な絵とは、「聖徳太子像(唐本御影)」というもので、中央に聖徳太子の立像、左右に小柄な二人の人物というもの。
ありましたよ、会場順路のはじめの方に。

ただ、説明札に「江戸時代」と書いてある。

えっ?

これって江戸時代の絵だったのか!
そんなバカな。

と思ったら、これは模写したものの様だ。
なにせ、本物は皇室にあるのだから。

(なお、現在は『伝 聖徳太子像』なんですね。これが。)

実は、他にも模写したものや模造したものが多い。
それはそれで仕方のないことかもしれない。
なにしろ、老舗百貨店とはいえ、一企業が催す展示であるから貴重な物品を借りたりするのも大変なのでしょうし、会場もそれほど広いとはいえず、展示ケースやスペースの配分も苦労していたように思えます。

ちょっと分かりにくかったのが、展示物についての説明文。
例えば、パンフレットの両脇をかためる「持国天立像」「増長天立像」は、小型ながらなかなかの迫力のある木像。それに付けられていた説明は、
「かつて食堂に安置されていた・・・」
と書かれていた。
よくよく考えてみれば、この食堂(じきどうと読む)とは法隆寺にある建物の名前なんですが、いきなりそう書かれていては???となってしまう。(あっしの場合はですよ)

そりゃぁ、『法隆寺展』ですから、って言われてしまうとそれまでなんですけど、聖徳太子もメインですからね。見ているこっちはどの流れの展示物なんだか切り分けていかなきゃならないのかな。
単に「かつて法隆寺の食堂に安置されていた・・・」と書いてくれていればいいだけなのに。
(ちなみに、図録での説明も不親切だった)

とはいえ、期待していた方向性とはちょっと違っていたけど、日本文化にどっぷりと浸かった気分。
やっぱり日本史の基本だもんなぁ。

3/20迄
高島屋日本橋本店にて

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