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2012.05.29

『壊れかた指南』 筒井康隆 by 頑固な文庫読者

筒井 康隆: 壊れかた指南 (文春文庫)

 これは読者罵倒の小説である。

 短編集の中の『耽読者の家』を読み、そう思った。

 表面上は男ふたりが近代の古典を読み続ける、というだけの話で、ラスト近くで一人の女が加わる。特に事件も起こらず、半ば古典紹介小説とでも言うべき内容にも見える。

 バルザック、ジャック・ロンドン、ニコライ・バイコフ、サマセット・モーム、エミール・ゾラ、トルストイ、…。

 自分にとっては、名前だけは聞いたことがある、あるいは、小説の題名くらいは記憶に有る、という程度の情報しかない。

 登場する人物は読書することを生活とし、その他は読むための雑事にすぎないという不思議さ。いつのまにか季節は過ぎていく。加わる女も同様に読書を生活とすることになるのだが、互いに強く干渉することは無く、ただただ読書をするのである。

 おかしい。
 どこかおかしい。

 読み終わってすぐに感じたのは、これは完全に現実感のない話だということ。
 少なくとも現代に生きる人々には、どう転んでもなしえない生活。
 かといって、過去であれば近い生活ができるのかといえば、おそらくそんなことはなく、生きていくことが主で読書することは従となるはずだし、やっぱり現実感はない。

 では、この小説がそういう現実感の無さを表現することを意図していたのかといえば、これまた違うのだ。

 出てくる小説家やその著書はおそらく筒井康隆本人は読んでいるのであろう。それを前提として考えれば、この短篇を読む者に対して「これは読んだのか?」「これだって読まねばならぬものだろう」という投げかけをしていると見るべきでなのではないか。

 裏を返せば「読んでないのか?」「なんで読まないのだ」という責めであって、その先には著者お得意の「罵倒」が隠れているのではないか。

 小説を読むには、大なり小なり読者に対してある程度の共通する読書経験が要求される。それは読むこと自体のスキルを上げるとか、物語の組み立てを把握できる能力だけではない。

 先行する小説を知っていなければならないことも含まれるのだ。

 これは著者からすれば、ある小説を書いたとき「古典を読んでいなければ、この小説の面白さは伝わらない」ということに対する叫びなのかもしれない。

 だからこそ、読者を責め、罵倒することによって(この短篇ではそこまで直接には表現されていないけれど)、それを知らしめているのではないか、と。

 しかし。
 既に著者は気がついている。
 この舞台の設定のように、それに現実感がないことを。
 そして、読者が古典を読んでいるという前提が成り立たなくなっており、著者が書く小説もまた前提とする世界として使えなくなっていることを。

 …、と深読みしてみました。


『壊れかた指南』
筒井康隆著
文春文庫 ISBN978-4-16-718116-1
本体600円+税

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2012.05.27

本日の収穫2012 第11回

2012052602

古書です。

左から、

・『中原淳一の世界 図録 (1989)』 (古1600円)
・『想いでの華宵絵ごよみ 抒情画家高畠華宵の生涯 (1969年)』 ノーベル書房 (古2400円 /正5000円)
・『大正イマジュリィの世界 (2010)』 ピエ・ブックス (古2000円 /正2200円)

引き続き、高畠華宵、中原淳一関係の本を漁っています。

今回は、例によって月一実家帰りのついでにお茶の水で。

最初の2冊は、書店街から少し離れたところにある美術書専門のG書店にて。
ここは、いままで何度もその前を歩いていたのだけど、こういう風に大正昭和の挿画関係に興味を持つまでは素通りしていたのです。まぁ、それ以前に、今はもうないのですが、エウリアンの前を通らなければならないので、その道を避けていたというのもあるけど(笑)

それもあって、靖国通り沿いに秋葉原に歩くのではなく、日大歯学部のある坂を上がって丸善に立ち寄ってからというパターンが多かったので、そこを歩いたのも久しぶりでした。

G書店には初めて入ったので、どこに何があるかよく分からなかったけど、図録コーナーと一般美術書コーナーでそれぞれ見つけました。値段も比較的落ち着いているようで、いつも行くY書店よりも『中原淳一図録』は安かったです。『高畠華宵』はさすがに古いからか、約半値。確かに外装には多少シミがあったりして。

『大正イマジュリィ』はそのY書店で。

まぁ、それぞれの書店がそれぞれの古書を値付けするわけですから、いろいろと回ってみないといけませんね。

この日、本当は夕方から東京国立博物館でやっているボストン美術館展に行こうと思ったんですが、このところすぐ疲れてしまうために断念。なんとか会期末までには足を運びたいなぁ。

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今日の晩飯2012 142~148日目

2012052701

今日の晩飯 148日目

揚げシューマイ(チ)(手)
チンゲンサイと豚バラの炒め物(手)
フライドエッグ(手)
野菜サラダ
長ネギとワカメの味噌汁


2012052601

今日の晩飯 147日目

ソースカツ丼(惣)(手)
野菜サラダ
豆腐とワカメの味噌汁


2012052501

今日の晩飯 146日目

チーズのせハンバーグサンド(チ)
野菜サラダ
コーヒー牛乳


2012052401

今日の晩飯 145日目

おにぎり
サンドウィッチ
野菜サラダ
コーヒー牛乳


2012052301

今日の晩飯 144日目

おにぎり
サンドウィッチ
野菜サラダ
コーヒー牛乳


2012052201

今日の晩飯 143日目

サンドウィッチ
お好み焼きパン
野菜サラダ
コーヒー牛乳


2012052101

今日の晩飯 142日目

おにぎり
サンドウィッチ
野菜サラダ
野菜ジュース

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『ビブリア古書堂の事件手帖(1)(2)』 三上延 by 頑固な文庫読者

三上 延: ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫) 三上 延: ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)

「…人の手から手へ渡った本そのものに、物語があると思うんです…」

 だから古書はイヤなのだ。

 と、少なくとも思っていたし、神保町界隈を歩いていても新刊書店にしか足を踏み入れなかった。

 どんな本でも、読んだ人は何らかの感想を持ち、プラスにしろマイナスにしろ脳味噌に幾ばくかのその本の場所を作る。いずれその場所は小さくなり、探せなくなってしまうかもしれないけど、逆にどんどん大きくなり、意識の表面にことある毎に顔を出すほどになるかもしれない。

 だから古書はイヤなのだ。
 手放した人にとって大きな存在であったのかもしれないというおそれが。

 主人公はさらにたちが悪い。
 とある理由で本を読むことができなくなってしまった男。
 その男がビブリア古書堂でアルバイトをすることになるまで。そしてやめるまで。
 鍵となるのは古書店主人の女。

 古書が秘める物語。
 古書が作り出す物語。

 4話からなる物語は、それぞれが一つの謎解きであり、最終話に向けて一つとなっている。

 それぞれの古書が読む人だけでなく、読んでいなかった人を巻き込む。
 信じていたものを壊され、知らなくても良かったことを知ってしまう。

 あぁ、だからイヤなんだよな、古書は。

 と思っていたけど、今では古書店にも足を運ぶようになってしまった僕は、何年後かに読み直したら違った感想を持つのだろうか。それとも、古書と物語を切り離して読めたり、さらに融合した話として読むことになるのだろうか。

 まぁ、これは全く個人的な話だけど(汗)。


『ビブリア古書堂の事件手帖』
三上延著
メディアワークス文庫 ISBN978-4-04-870469-4
本体590円+税


こちらも

『ビブリア古書堂の事件手帖2』
三上延著
メディアワークス文庫 ISBN978-4-04-870824-1
本体530円+税

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2012.05.20

今日の晩飯2012 135~141日目

2012052001

今日の晩飯 141日目

牛肉大和煮缶の牛丼(缶)(手)
野菜サラダ
油揚げとワカメの味噌汁

牛肉の大和煮缶詰の特売をしていたときに何個か買っていたのだが使い道を考えあぐねていた。
新タマネギのスライスと、缶詰2缶分を汁ごと、水少々を少し煮込んで、仕上げに溶き卵。
味付けは缶詰のみ。
そこそこいけるけど、牛丼としては肉の厚みが厚すぎて食感はあまり良くない。



2012051901

今日の晩飯 140日目

メンチカツカレー(惣)(レ)
ツナ野菜サラダ
ネギとワカメの味噌汁
野菜ジュース


2012051801

今日の晩飯 139日目

野菜炒めラーメン(手)
野菜サラダ
バナナ
コーヒー牛乳


2012051701

今日の晩飯 138日目

おにぎり
サンドウィッチ
野菜サラダ
バナナ
野菜ジュース


2012051601

今日の晩飯 137日目

ミニ寿司
麩とワカメの味噌汁
野菜ジュース


2012051501

今日の晩飯 136日目

サンドウィッチ
おにぎり
野菜サラダ
コーヒー牛乳


2012051401

今日の晩飯 135日目

おにぎり
サンドウィッチ
野菜ジュース

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2012.05.13

今日の晩飯2012 128~134日目

2012051301

今日の晩飯 134日目

タマゴサンド(手)
オニオンスープ
野菜ジュース


2012051201

今日の晩飯 133日目

天ぷらうどん(惣)(手)
野菜ジュース


2012051101

今日の晩飯 132日目

卵炒飯(手)
ごまワカメスープ
野菜ジュース


2012051001

今日の晩飯 131日目

カップ麺
コーヒー牛乳


2012050901

今日の晩飯 130日目

缶フルーツ+ヨーグルト
ワンタンスープ


2012050801

今日の晩飯 129日目

グラノーラフレーク+ヨーグルト
野菜の中華スープ
野菜ジュース


今日の晩飯 128日目

欠食

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2012.05.06

スーパームーン

2012050502

6日未明の月。

写真にしてしまうと、大きいのか小さいのか分からんねぇ。

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今日の晩飯2012 127日目

2012050601

今日の晩飯

ピーマンの肉詰め(手)
野菜炒め(手)
ちくわ
野菜サラダ
豆腐の味噌汁
わさび漬け

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『KATAGAMI STYLE 世界が恋した日本のデザイン』展 (三菱一号美術館) を観る

『地上最大の手塚治虫』展を観た後、東京駅まで戻って有楽町方面へ。
電気屋に行こうと思っていたのだが、途中でポスターを見かけて急遽立ち寄ってみた。

2012050206

KATAGAMI とは何か。

型紙なんだろうなぁ。

といった予備知識(?)しかなかったが、なんとなく面白そうだという勘で(笑)

会場に入ると…、いきなり「型紙」ですよ。
へぇ~、こんななんだ。
型紙って、ホントに紙なんだ。

なんて、ね。

江戸小紋などの、細かい文様はこういった型紙を使ってできるのですね。
それも、細かい細かい。
型紙はだいたい横50~60cm、縦20cmくらい。
それを生地に当てて染料などを塗りながら写していくことを繰り返して使うのです。

幾何学模様、植物、魚、波など、生活の中で見かけるありとあらゆるモノが型紙のネタとなっています。

展示の途中で、実際に型紙をつくる場面をビデオで流していました。
まず基本となるカタチを1区画だけつくって、それ元に大きな区画をつくっていく。
気の遠くなるような作業です。
ですが、こういうのは日本の得意とするところなんでしょうね。

そして、この魅力が西洋にも伝わっていく。
そうだろう、そうだろう。
これだけの技術、このデザイン、この魅力。

また、西洋では独自のアレンジを施して、KATAGAMIの世界を広げていく。

なるほどなぁ。

こりゃ、やっぱり勘は当たったぞ。
ってなもんで。

技の力、美的感覚。
面白くないはずがないのである。

『KATAGAMI STYLE 世界が恋した日本のデザイン』
三菱一号美術館
~5/27

(なお7月以降、京都、三重に巡回)

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2012.05.05

『「地上最大の手塚治虫」展』 (世田谷文学館) を観る

連休の谷間の平日。幸い会社は休みだけど。
さらには、天候が悪いというおまけがついているので、ある意味チャンス。

ということで、世田谷文学館で開催されている、「地上最大の手塚治虫」展を観に行った。

2012050202

十二分に時間があって、長距離を移動する気力があれば(笑)、宝塚の手塚治虫記念館に行くんだけど。
そう簡単には実現しないので、近場でこういう催しを見つけては行くしかないのである。

さて。
雨の中、世田谷文学館に到着すると、あまり人の気配がしない。
やはり予想していたとおり。
2階の展示会場にはせいぜい20~30人位だろうか。
たくさんの展示物を余裕を持って、時間をかけてじっくりと見ることができる。
これですよ、これ。
こういう状態ならば、作品や説明書きを心置きなく堪能することができるんですよ。

数多くの原画。
戦争、自然、人間との関係。

いろいろな作品を読んでいるけど、あっしとしては子どもの頃に手塚漫画に接していたことが非常の大きな収穫だったなと、今にして思えるのだ。

例えば戦争について。
そりゃ個々の価値観のぶつかり合いだったり、宗教上の対立だったり、いろいろな理由があると思うけど、個人単位で考えれば日々の生活の上に戦争があるのだ。それを手塚治虫は、食べることだったり、描くことだったり、出会いや別れだったり、と誰にでも当たり前のように分かるものとして表現することで、実際の生活と戦争の間で苦しむ人間を読む人に知らしめる。

例えば命について。
ブラック・ジャックは法外な金額で手術を請け負ったりする。とても払うことができない金額なのに、その命を助けたいと思う人はそれを受け入れる。実際には何らかの理由を付けてタダ同然にしてしまったりすることもあり、命に対する考え方をテストするようなやり方だったり感じることも否めない。が、それ自体を考えさせることを要求する漫画であることは確かだし、読むことによって日常では思考の隅の隅に追いやっている生と死を大通りに引きずり出させるのだ。

それはともかく。

地上最大の、とはいうけれども展示自体はもともと世田谷文学館が大きなスペースではないので、さっと流してみてしまえば1時間くらい。あっしはじっくり見たのでもっともっと時間をかけましたが(笑)
あ、そうか、地上最大は、手塚治虫にかかるんだよねもちろん。

ところで。

2012050203

2012050204

2階の展示会場入口では、アトムとサファイアがお出迎え。

出口では、

2012050205

ブラック・ジャックが見送ってくれる。

世田谷文学館では、ときどき写真撮影のできる場所を作ってくれるときがあるので、ダメ元でカメラを持って行くべし。

「地上最大の手塚治虫」展
世田谷文学館
~7/1

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今日の晩飯2012 123~126日目

2012050501

今日の晩飯 126日目

鰹のたたき丼(手)
ちくわとモヤシと水菜の炒め物(手)
野菜サラダ
ネギとワカメの味噌汁


2012050401

今日の晩飯 125日目

鶏の唐揚げの酢豚風(手)
ちくわと水菜の中華スープ(手)
野菜サラダ
キャベツの即席漬け

惣菜コーナーで見切り品の鶏唐揚げ。
それを使って酢豚風の味付けで。
中華スープ、ケチャップ、醤油、塩、胡椒、レモン汁。
酢が苦手なあっしは、酸味をレモン汁で。
でもできあがった匂いは酢豚に近い。これ、ケチャップの匂いかなぁ。



2012050301

今日の晩飯 124日目

鮭雑炊(手)
野菜サラダ


2012050201

今日の晩飯 123日目

キャベツの即席漬けのたまご焼きうどん(手)
野菜サラダ
ほうれん草とワカメの味噌汁
野菜ジュース

キャベツの即席漬けを炒め野菜の代わりに使って焼きうどん。
炒め上がり直前に溶き卵を加えて軽く固めて出来上がり。
漬け物の塩分だけで十分な味付け。

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2012.05.04

中原淳一の本、その他

2012042903

『日本のKawaii展』を観たとき、中原淳一の絵に惹かれて、引き続き神保町に立ち寄った際に関連本を探してみた。

手前の2冊は新刊書店で、今回の展示に関する本。(『日本の「かわいい」図鑑』は今回展との連携本。『大正ロマン手帖』は既刊)

後ろの3冊は古書店で。

『美しく生きる 中原淳一 その美学と仕事』 別冊太陽 (1800円)
『女性の美と夢に生きた 中原淳一の世界』 サンリオ (1500円)
『夢二美術館 宵待草のうた』 学習研究社 (500円)

高畠華宵の絵の、その目の表現にやられてしまったのは前に書きましたが、中原淳一の描く女性の目もまた独特の表現で、これまたイチコロです(笑)


高畠華宵が描く女性の目は、視線が空間を彷徨うように、いわば焦点がぼんやりとした感じが独特の魅力。
それにひきかえ。
中原淳一が描く女性の目は、視線は一点に結ばれ、その女性の確固たる意志を感じさせます。
また、特に全身像ではスタイルの良さと際だったファッションがまた素晴らしい。

中原淳一は人形作家でもあり、造形美に対するセンスがそのまま絵にも反映されたのであろう。いや、かえって増幅しているとも。ちょっと説明しにくいが、絵を見てもらえば分かる(汗)

それに、昭和30年前後からの絵は、何となく西洋人風の顔に寄っており、例えば麗しのサブリナのオードリー・ヘプバーンとか、風と共に去りぬのヴィヴィアン・リーみたいな感じ。その時代の憧れとか、目指しているスタイルが表れていたのかもしれない。
これらの類推をヌキにしても、単純にカッコイイんだよねぇ。
びっくりです。

中原淳一に関する書籍は割と多いようで、少なくとも入手可能そうなものだと高畠華宵のものよりもだいぶ多い感じなので、またそのうち確認して入手するかもしれない。

なおこの2冊は、前に高畠華宵の別冊太陽を購入したS書店で。

もう1冊の竹久夢二本は、書泉グランデの隣のK書店のガレージで。
この夢二本は5冊セットのうちの1冊目らしい。

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弥生美術館・竹久夢二美術館の掲示板

2012042808

二つの美術館の、開催中と次回の展覧会の掲示板。

弥生美術館では『大伴昌司の大図解展』。

これ、あっしの世代だとかろうじて記憶に有る、という感じですね。(後記憶かもしれんけど)
少なくとも、こういうイラストとか解説記事にワクワクしていた子どもであったことは確かだ。

竹久夢二美術館では『夢二と大正時代 III 』。
「お葉」をモデルとした作品や写真をメインにするそうな。

う~む。
どちらも面白そうだなぁ。

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2012.05.03

『桜 さくら SAKURA 2012』 (山種美術館) を観る

2012042806

弥生美術館・竹久夢二美術館のあと、恵比寿にある山種美術館へ。

ここでは『桜 さくら SAKURA』と題して、山種美術館が所蔵する「桜」の絵だけをピックアップした特別展示を行っている。
今回の催し自体は、というか、山種美術館そのものを知らなかったのだが、例によってTVでとある桜の絵を紹介していたのを見てどうしても実物を見たくなったのだ。

2012042807
(展覧会のポスター)


さて。
その絵とは、『醍醐』 という題のついた桜。(←山種美術館コレクションのページから)
奥村土牛が描いた醍醐寺の桜、だそうだ。

中央に太い幹、その後ろには白壁。
上半分に描かれている桜の花びらは、そのそれぞれは淡いのに幾重にも重なり、枝を見えなくするほどになっています。枝を支えるつっかい棒は、この樹が相当な老木であることを示しているのに、花の勢いはそれを感じさせません。

実物を見て驚いたのは、樹の足下を覆っている玉砂利。
たしかTVではその言及はなかったと思うのですが、玉砂利の一つ一つが立体感を持って描かれています。
立体感というより、立体。
桜の花びらは厚みを感じさせず、重なりを感じさせることで全体の大きさを表しているようなのですが、玉砂利は全く別の表現。
これはTV画面や写真じゃ分かりませんね。実物を見なければ。
いやいや、これは大収穫!

ほかにも、山間の桜や、夜桜、などなど。
それぞれ味があったけど、この『醍醐』の印象にはどれもが薄れてしまいました。

『桜 さくら SAKURA 2012』
山種美術館
~5/20

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『「セノオ楽譜」デザインと京都時代の夢二を追って』 (竹久夢二美術館)を観る

引き続き、竹久夢二美術館へ。

2012042805

よく、「竹久夢二の描く女性はS字」といわれるけど、ホントそうですね。

真っ直ぐに立っている姿であっても、小首をかしげていたり、着物の袖や帯がひろがっていたり、どこかしらが曲がっている。意識していたのかどうかは分からないけれど、他の画家が女性を描いたものだって大なり小なりそうなっているから、「あたりまえ」と言ってしまえばそれまでなんですが。

さて、今回のメインである「セノオ楽譜」とは、1曲毎に発行される見開き1枚の楽譜で、その表紙に描かれている絵の作者の一人が竹久夢二。
今の時代、こういった楽譜を売って会社が成り立つとは思えないけど、大正時代では違っていたんですねぇ。
また、音楽(楽譜)を楽しむだけではなく、表紙を楽しむという別の効果があってなのでしょうか。

絵の印象をそれぞれで変えるだけでなく、タイトルに使う文字の意匠を凝らしたりして、それらを一堂に見るとそれだけで楽しくなってくる。

竹久夢二美術館は、2フロアの小さな場所ではあるけど、見応えの点からすれば充実度が高い。
今回の展示は「夢二と大正時代 II」というタイトルが付いていて、ちなみに前回は「I」だった。

画集や展示会図録などを見ると、数え切れないくらいの作品があって、それぞれのつながりがよく分からないことがある。この美術館では、時代を区切って展示することで、少しでも「見る側」の手がかりを提供してくれるようにしている。
これは小さな美術館であることが有利に働いている良い例なのではないだろうか。
それに加えて、入館料は安いし(笑) (隣の弥生美術館を共通の900円!!)


『「セノオ楽譜」デザインと京都時代の夢二を追って』
竹久夢二美術館
~7/1

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2012.05.01

『日本のKawaii展』 (弥生美術館)を観る

前回、弥生美術館に来たのは『植木金矢展』を観るためだったが、その時の次回展パンフレットを見て面白そうだという直感から、またまたやってきました。

今回はこのエントリの通り、TX東京メトロフリーきっぷを使って、入館料が100円引き。
なお、別の方法としては、弥生美術館HPの割引クーポンをプリントして持っていっても100円引きになります。

2012042802

さて、到着したのが10時半頃。
展示室に入ってみると、既に女性のグループがいくつか熱心に展示ケースをのぞきながら「これこれ」「かわいいねぇ」などと話していた。

その状態を確認して気がついたが、こういう展示なんだから、お客さんはほぼ女性だよなぁ(汗)
なんだかいたたまれない(笑)

2012042803

それでも彼女たちの邪魔をしないように、少し離れた位置から時間をずらしながら展示室をくまなく見て回る。

展示の内容は、大正から昭和にかけてのファンシーグッズをメインとしたもの。
もっとも、大正時代のものは便箋や封筒、半襟など。
正直、「カワイイ」と感じるかどうかは微妙で、「今までになかったモノ」という印象がうけたのだと思う。
実際、竹久夢二や高畠華宵の絵による便箋だったり封筒など、今で考えると方向がちょっと違っている。

ただ、あっしにとっては現代に近づく「カワイイ」路線に比べれば、かえって親しみやすく感じてしまう。
ここらへんは性別によっても感じるところが違っているからなのだろう。

時代が下るにつれ、それらのグッズはより身近な物品に変化していき、ハンカチや文房具、バッグやシールなど、あっしでも記憶に有る世界になってくる。
例えば、内藤ルネのパンダのイラスト、水森亜土の3等身など。
記憶に有るけど、別に興味はなかった。
しかし、これらのグッズを見ると、知らないうちに脳味噌のヒダにインプットされていたことが分かる。
つまり、教室の中で、通学の途上で、などで見かける機会が多かったということだ。

むぅ。
恐ろしや、「カワイイ」

多分、男の大部分は似たような感想じゃないだろうか。
興味なかったけどなんとなく知っている、みたいな。

それはそれとして。

今回の大収穫は、「中原淳一」。
またまたやられてしまいました(笑)

『大正から始まった 日本のKawaii展 ファンシーグッズを中心に』
弥生美術館
~7/1

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「TX東京メトロパス」を使って美術館のハシゴ

これまで、

・東京週末フリーきっぷ
・都区内フリーきっぷ

を使ってみましたが、今回は「TX東京メトロパス」というのを。

これは

・つくばエクスプレスの各駅から北千住駅までの往復
・北千住からTX秋葉原間の乗り放題
・東京メトロ各線の乗り放題

がセットなったモノ。

2012042902

大型連休が始まった初日に使ってみました。

今回の目的は

・千代田線 根津駅 - 弥生美術館・竹久夢二美術館
・日比谷線 恵比寿駅 - 山種美術館

に行ってみようということで。

ちなみに、この東京メトロパスは、美術館や博物館、飲食店などの割引をしてくれる所があり、上記の美術館はいずれも入館料が100円引きとなる。

なので、フリーエリアを何度か乗り降りしただけでも元が取れるけど、こういった施設を使うとさらにお得というわけだ。

注意しなければいけないのは、東京メトロが乗り放題であっても、都営地下鉄は乗り放題ではないこと。

あっしは、この区別が路線図を見ないことには分からないので(笑)、駅でポケット路線図を入手しましたよ。

東京に出て電車で移動するとなると、今まではJRだけを使うことが多かったですが、目的の場所に至る経路をよくよく見直してみると、こういったお得なきっぷを活用できますね。
しかも、特典付きですから。

しかしこれ、やっぱり東京メトロと都営地下鉄を一緒に使えるようになれば最強じゃないですかねぇ。
何でかといえば、秋葉原を起点とすると、日比谷線しか乗り換えられないんですが、それだとちょっと不便かな、ということ。これが都営新宿線の岩本町あたりで乗り換えできれば新宿方面に行きやすいんだけどね。
実現しないかなぁ。

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今日の晩飯2012 114~122日目

2012050101

今日の晩飯 122日目

ビンチョウマグロのムニエル(手)
野菜サラダ
長ネギとワカメの味噌汁
キャベツの即席漬け
わさび漬け


2012043001

今日の晩飯 121日目

豚のショウガ焼き定食

三春・小野・田村の桜見物の後、磐越道阿武隈高原サービスエリアにて。


2012042901

今日の晩飯 120日目

ホットドッグ(手)
野菜サラダ
コーンクリームスープ(手)
野菜ジュース


2012042801

今日の晩飯 119日目

カツ丼
豚汁(手)
野菜サラダ
野菜ジュース
レモンゼリー


2012042701

今日の晩飯 118日目

豚汁(手)
野菜サラダ
わさび漬け
バナナ



2012042601

今日の晩飯 117日目

野菜炒めラーメン(手)
トマト
野菜ジュース
のむヨーグルト
バナナ
レモンゼリー


2012042501

今日の晩飯 116日目

おにぎり
サンドウィッチ
野菜サラダ
のむヨーグルト


2012042401

今日の晩飯 115日目

おにぎり
サンドウィッチ
野菜サラダ
のむヨーグルト
野菜ジュース


2012042301

今日の晩飯 114日目

おにぎり
ツナドッグ(手)
野菜サラダ
コーヒー牛乳
野菜ジュース

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