『桜 さくら SAKURA 2012』 (山種美術館) を観る

弥生美術館・竹久夢二美術館のあと、恵比寿にある山種美術館へ。
ここでは『桜 さくら SAKURA』と題して、山種美術館が所蔵する「桜」の絵だけをピックアップした特別展示を行っている。
今回の催し自体は、というか、山種美術館そのものを知らなかったのだが、例によってTVでとある桜の絵を紹介していたのを見てどうしても実物を見たくなったのだ。

(展覧会のポスター)
さて。
その絵とは、『醍醐』 という題のついた桜。(←山種美術館コレクションのページから)
奥村土牛が描いた醍醐寺の桜、だそうだ。
中央に太い幹、その後ろには白壁。
上半分に描かれている桜の花びらは、そのそれぞれは淡いのに幾重にも重なり、枝を見えなくするほどになっています。枝を支えるつっかい棒は、この樹が相当な老木であることを示しているのに、花の勢いはそれを感じさせません。
実物を見て驚いたのは、樹の足下を覆っている玉砂利。
たしかTVではその言及はなかったと思うのですが、玉砂利の一つ一つが立体感を持って描かれています。
立体感というより、立体。
桜の花びらは厚みを感じさせず、重なりを感じさせることで全体の大きさを表しているようなのですが、玉砂利は全く別の表現。
これはTV画面や写真じゃ分かりませんね。実物を見なければ。
いやいや、これは大収穫!
ほかにも、山間の桜や、夜桜、などなど。
それぞれ味があったけど、この『醍醐』の印象にはどれもが薄れてしまいました。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。

コメント