中原淳一の本 またまた

先月のこと。
よく行く水戸の本屋の美術関係コーナーをうろうろしていたら、ありました。
いずれの本も、神保町では見当たらないモノだったので、びっくりしつつ購入。
おしゃれの絵本 2800円+税
しあわせの花束 1524円+税
ひまわりみだしなみ手帖 1524円+税
二人のしあわせ 1600円+税
いずれも平凡社の新刊書。(発行年は古いが)
左側の大判の本は、ピーコさんがまとめたファッションスタイル画中心のモノ。
右側の3冊はコロナ・ブックスというシリーズの中にあるモノで、『中原淳一エッセイ画集』とタイトルがついている。
過去に編集していた雑誌の記事や挿絵をジャンルごとにまとめて再構成した感じになっている。
エッセイ画集をざっと読んでみて驚くのが、文章の多さ。
絵だけでなく、言葉でなければ伝えられないことが沢山あったからなのだろう。
少女向けから大人の女性向けの数々の雑誌においてもそういうスタンスで、なおかつ、読者はそれらを求めていたのだから、それらの言葉を吸収しようとする意気は現代よりも高かったと思われる。
中原淳一の本は、今でも流通している本が多く、比較的入手しやすくて、そういう意味では高畠華宵の絵よりも普遍性が高いのであろうか。あるいは、華宵の絵があまりにもその時代の雰囲気との親和性が高かったが故、時が経ると変化していく雰囲気と相容れなくなってしまったのだろうか。
おそらく、中原淳一が伝えたかったことが、絵と文章のセットで表現されていたからだと思う。
言い換えれば、メッセージを伴うことが明らかである絵であったことが。
逆に、華宵の絵にはメッセージを読み取りがたいところが多い。(「さらば故郷」などは別ですが)
加えて、あっしが最初に感じたように、二人の描く目に、視線に、そういったことが表れているのもあるんじゃないだろうか。
華宵の晩年に、見舞いに来た中原淳一に対して「目の表現」について語った、ということがあったとのこと。(「中原淳一の世界」図録、鹿野琢見文より)
方向性は違うのだろうが、この文章を読んだとき、あっしの最初の感想もあながち間違っちゃいないなぁ、と思った次第。
なお、今日本屋で美術コーナーに行ってみたら、もう在庫補充されていた(笑)
しかも、違う画集やひまわりの本が増えていた。
あっはっは。
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