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2012.09.17

『日活映画の100年 日本映画の100年』 (東京国立近代美術館フィルムセンター) を観る

2012090805

尾崎豊浮世絵、ときて、この日のラストを飾るのは日本映画。

あっしは映画は邦画洋画問わずあまり観ないので、本来はこういう展示を観ることも無い(はず)。

ただ、東京国立近代美術館のHPは情報収集というか企画展情報を確認するためによく見ている。
すると、「100年」という数字が目に入り、これが気になったのだ。

話は違うけど、こちらもちょうど100年となるので、敏感になっているといいますか(笑)

本題に戻って、タイトルである『日活映画の100年 日本映画の100年』とは、大雑把に言えば「日本映画の歴史は日活映画の歴史(でもある)」ということだろう。
ただ、少なくともあっしが知っている日活とは、既にロマンポルノの日活としてであって、「ぴあ」の映画情報欄にあったタイトルや文言から想像する(笑)映画であり会社だったのだ。
だから、それが日本映画の歴史と重なることが不思議というか、なんというか。

多分、映画に詳しい人ならば、おまえの認識は最初の一歩にもなっとらん!、と机を叩くのではないかと思うけど(汗)

まぁ、そんな認識であり、しかも入館料200円という破格の安さでもあり、どうせ有楽町に立ち寄るんだから近くだし、なんてことで、元々尾崎豊特別展とセットで観ることにしていたのである。
(だから、浮世絵太田記念美術館を見つけた時に寄るか寄らないか迷ったのですよ、実は)

展示室は7階。
受付で200円を払い、順路にしたがって観ていく。
最初は常設展示部分で、古いカメラやモノクロの映像、脚本やらなにやら。
これね、映画に詳しくなくても面白いわぁ。
結局、分野は映画なんですが、展示は歴史なんですよね。
これ、どんな分野でも王道ですよ。面白くないわけ無いですよ。
で、とりあえず常設展示では初期の国産アニメーションあたりまで。

と、観ていた途中で、「この後、企画展のギャラリートークがあります」との放送が入った。
あっしは、こういうギャラリートークって苦手なんですが、今回は詳しくない分野だったし、ちょうどタイミング的に常設展示から企画展示を見始めるときだったので、渡りに舟。

常設展示を観ている人は10人もいるかな、くらいだったのに、ギャラリートークが始まる頃には40人前後の人だかり。
企画展は全部で6章に分かれていて、前半と後半で説明員が変わるという力の入れよう。
というのは、この日のギャラリートークは特別編で、何日か後(?)が本当の日活100周年の日で、実際に日活の関係者もこの40人の中に何人かいたらしいのだ。

日活は、実は4つの映画会社が合併して1つの会社になった、という話から始まり、その契約書が今回初公開の貴重なモノである云々。等々。
昔は女優はおらず、歌舞伎と同じように女形だった。等々。

どれもこれも初めて聞く話だし、展示品も初めて観るものばかりだから、もう面白くてしょうがない。
説明員の説明は、なんだか回りくどかったり、説明があちこちに飛んだりというこなれていない部分があったけど、それはそれでライブ感があって楽しくもある。

目玉の松ちゃん、日活アクション、など、断片的には知っている単語はあるのだけど、実際にそれがどういう時代や役者だったのかは知らなかったので、そういう点からも面白さ倍増デス(笑)

その後、日活映画は先にも挙げたロマンポルノの時代に入るのですが・・・。

ここで驚きの展開。

なんと、この部分、18禁です。

あっしは未だかつて博物館や美術館で18禁の場面に遭ったことがありません。
しかも、その展示ブースの入口出口はピンクのカーテンですよ。

もういちど言います。

ピンクのカーテン、ですよ。

もちろん、説明員は真面目に説明していましたし、ギャラリートークを聞いていた男も女もブースに入って展示物を観てました。もっとも、ブースはあまり大きくないので全員は入りきらなかったのですが。
なお、今回のギャラリートークが一旦終了した後、何人かの女性グループがこのブースで再度説明員の話を聞いていたようです。やっぱり誰でも興味はあるんですね。

あっしはその後、見逃してしまった展示物を順路を戻って再度確認。(ギャラリートークを聞いていた人が多かった門ですから、展示物を確認できなかったモノもあったのです)

なんにしろ、このギャラリートークは聞いて良かったです。
この日で良かった。

残念なのは、常設展示、企画展示とも図録が無いこと。(確認していませんので、あったのかもしれません)
まぁ、入館料は安いので、何度も観ればいいんですけどね。

『日活映画の100年 日本映画の100年』
東京国立近代美術館フィルムセンター
~12/23

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