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2012.09.20

『生誕110周年記念 ウォルト・ディズニー展』 (茨城県天心記念五浦美術館) を観る

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少なくとも常磐線の中距離列車車内には、この催しの中吊り広告が今日もあった。
なぜ茨城県の最北部に近いこの美術館で開催されることになったのか、その経緯については分からないけど。

あっしが知ったのは、7月あたり。
それもあって、年間パスポートの入手に踏み切ったとも言える(笑)

ただ、あっしはディズニーの作品、ディズニー・ランドなんかにはほとんど興味がない。
興味がないというか、関心がないというか。
じゃぁ何故かというと、それらの作品、施設を作った人物にどのような考えや歴史があるのか知りたい、からだ。
成功者の物語かもしれないし、苦節XX年の末の結果かもしれない。
きっと何かの、驚くようなきっかけやアイデアがあったのではないか?


日曜日の午前。
あっしが美術館入り口となる分岐点に到着したときには、既に美術館前の駐車場は満車となっており、分岐点前の臨時駐車場に止めることになった。分岐点から美術館まではワンボックスカー何台かでピストン輸送していたのだが、見ず知らずの人と一緒の車に乗るのがイヤだったのと、坂道だけど歩いて5分くらいとのことだったのでゆっくりと散歩がてら登っていく。5分もかからず到着。

館内はもう沢山の親子連れ。
ワーワーキャーキャー言う声があちこちから聞こえる。

会場入口。

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もう始まっているのに、ミッキーマウスが看板をペイントしてる最中です。

中に入ると、ウォルト・ディズニーがどのような人生を送ってきたのか、順を追って見ていくことになります。
途中途中に自らが解説するビデオ映像が流れ、数々の写真、アニメーション原画などが壁に掲げられています。
初期のアニメーションから大成功した、とは言えなかったようでミッキーマウスが出現するまではけっこう苦労したみたい。ただ、その経験から、アイデアと協力者の重要性を心に刻んだとも言えるようだ。

全体の展示の中で、ミッキーマウスは最初の方なので、そういう意味では、以降は全く順調なステップを上がっていくとも感じるのだけど、その実、発表される作品は完成するまで四苦八苦しているのが説明される。

例えば、初の長編アニメーションである『白雪姫』。
美事な人物の動き。
小人たちの性格設定。
などなど。

びっくりしたのが『シンデレラ』。
ごく一部のシーンしかモニターでは流れていなかったけど、シンデレラの動きやドレスの流れ方に、フルアニメーションによる表現のすごさを感じ、思わず背筋が痺れるほど。
いやぁ、すごい。

『ピノキオ』『ファンタジア』『ダンボ』『バンビ』なども、動きに徹底的のこだわっているのが見てとれる。
そして、それらを見ると、手塚治虫の目指した、あるいは、追い越そうとしたモノが改めて分かる気がする。
記憶が断片的であるが、『ジャングル大帝』や『リボンの騎士』などに強い影響があったように思う。


その後、TVへの進出、ディズニー・ランドなど、表現の多様性や体験することへの欲求にシフトしていくのは皆が知る通りである。


流れていたビデオ映像の中の言葉。

「誰もがかつて子供だった」

この言葉には、「だから映画に大人向けも子供向けもない…」という内容の続きがあった。
でも、あっしは「!!!」と思い、おもわずこの言葉をメモってしまった。

そうだ。
みんな子供だった。

だから、白雪姫だって、ピノキオだって、ダンボだって、子供だけでなく大人も楽しめるのか。
(いや、あっしは見たこと無いんだけど)

実は、先日科学博物館を見学したときに、なんだか子供に戻ってしまったように感じたのは、当時の記憶というか経験があったことの証しではなかったか。科学博物館そのものの記憶でなくても、虫を捕まえたり、星空を見上げたり、紙飛行機を飛ばしたりしたことが、類似の見聞をすることで増幅された思い出として浮かんでくる、みたいに。


誰でもかつて子供だった。


ウォルト・ディズニーが求め続けたことは、「かつて子供だった」ことをいつでも思い出すことができる作品や場所を提供するということだったのではないか。
子供の時の楽しさと思い出を、大人が追体験したっていいのだ。子供になったっていいのだ。


でもね。
あっしのようにひねくれた大人もいるんだけどね(汗)


元気を出そう。
- ウォルトからの贈り物 -
震災復興支援展覧会
『生誕110周年記念 ウォルト・ディズニー展』
茨城県天心記念五浦美術館
~10/8

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