『禅画に込められたメッセージ 白隠展』 (bunkamura ザ・ミュージアム)を観る
すっかり空いてしまいましたが…。
書店の芸術関係のコーナーに立ち寄ると、近々開催される大型の美術企画展を題材とした雑誌などが並んでいることがある。この白隠もそういう雑誌が並んだモノのひとつ。
なにしろ、表紙だけを見ても惹き付けられるというか、エネルギーが湧き出ているのを感じるというのか、まぁそういったことに気がつくのである。
今回は、別冊太陽の表紙。
異形なのに、どこか柔和な印象が漂う。
なんなんでしょうかね。
これは。
初めてbunkamuraに行ったときは道に迷ってしまったけど(笑)、もう迷わんよ。
人の多さだけは毎回参ってしまうけど。
白隠の描く絵は、禅画と呼ばれる。
いわゆる達磨絵はその範疇であるから、事前の知識が無ければ、ああいう感じの墨絵がたくさんあるのかと思うかもしれない。
だが、そういう期待というか、先入観は九分通り裏切られる。
それも衝撃的な裏切られかただ。

写真は、東急百貨店のショウウィンドウに飾られていたもの。
展示作の傾向の一端が窺える。
人間は、正しいということが分かっていても、そこに至る過程が厳しいモノであることを知っていると、たどり着くことが難しい。
叱咤激励することが導くことの最善の方法であるとは限らない。
白隠は多分そういった人間の弱い部分を十分に知った上で、独自の禅画の世界を作り上げたのだろう。
難しいことよりは面白いこと。
詰まらないことよりは笑えること。
誰でも分かっていることを、当たり前のこととして。
その上で、より良い生き方をするための方法を提示するのは、逆に難しいことなのだろうけど。
『禅画に込められたメッセージ 白隠展』
bunkamura ザ・ミュージアム
2012/12/22-2013/02/24
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