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2013.09.23

『飛騨の円空 千光寺とその周辺の足跡』 (東京国立博物館) を観る

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『書聖 王羲之』を観た後、本館で行われていた特別展『飛騨の円空』にも。

会場に入ると、右手側に2mを優に超える大きな木彫りの像が3体。

荒々しい削り痕が残るその像に、あっという間に引き込まれて知らず知らずに涙が零れそうになってしまった。

滑らかな肌や衣装が美しい”普通の”仏像と比べれば、いや、比べられないが、心に染みこんでいく姿は、そのどちらであっても力を持っている。

木の中に潜んでいる仏の姿を、円空は必要最小限の手数で掘り出していたのかもしれない。
それなのに、我々の心を掴むのは、鑿痕の残る姿の内側に本当の姿を見させるからなのだろう。

『特別展 飛騨の円空 千光寺とその周辺の足跡』
東京国立博物館

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2013.09.22

トム・ウェッセルマン、熊田千佳慕、オードリー・ヘップバーン

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美術館や博物館に行くと、展示されている作品や、その作品の作者に興味が生まれる。
興味はその場限りかもしれないし、後々まで気になる存在にこともある。

先月、国立新美術館で始まった『アメリカン・ポップ・アート展』で観たトム・ウェッセルマンは、後々まで気になった口。

この展示では、ロバート・ラウシェンバーグ、ジャスパー・ジョーンズ、クレス・オルデンバーグ、アンディ・ウォーホル、ロイ・リキテンスタインなども作品の展示があって、ウェッセルマンに比べれば点数も多かったような記憶があるけど、衝撃度からすれば、あっしにとってはウェッセルマンがダントツだった。

展示会の図録はもちろん買ったんだけど、もっと作品を観てみたくて、書店古書店をまわってみたけどほとんど見かけない。
ようやく見つけたのは古くて大ぶりの一冊。(縦34cm×横30cm !)
重い(笑)
値段もそこそこする(爆)
さらには、英語(涙)

でもまぁ、半分気絶しながら古書店のレジに並ぶ。
軽くなった財布の、何万倍の重さが肩に食い込むのでありました…。

会場で見た「Seascape Dropout」という作品は、この画集よりも新しい作品なのでありませんでしたが、Great American Nude や、Bathtub Collage などの一連のシリーズものがたくさん掲載されていて楽しい。


次は前にも書いた、熊田千佳慕の画集。
大きさは少し小さくなるけど、厚みは4cm !
実物の絵は、気が遠くなるほどの細かい点を積み重ねたもの。
この画集はじっくりと観るためではなく、神経がクサクサしているときにパラパラとめくるのがいいんじゃないでしょうか。いや、絶対そうだ。
自然を愛おしく思う熊田千佳慕の目と筆を通して、余計な思考をどんどん削ぎ落としていける感じがするのだ。


最後は今日買ったばかりの「Audrey」
あっしにとっての、永遠のアイドルなのである。
この本が出たのは7月なんだけど、ビニールがかかっていて中身が確認できなかったので、そのときは手が出なかった。
先日、たまたま見本品があって、じっくりと見ることができたんだけど、大抵の写真はどこかで見たことがあるものばかり。でも、でも、それでも欲しくなり、ようやく購入。
貯まっていたポイントで(笑)

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2013.09.15

『モローとルオー』・『トスカーナと近代絵画』・『熊田千佳慕』

三連休だけど、台風が来るということなので、初日の土曜日に東京へ。

汐留ミュージアムにて
『モローとルオー -聖なるものの継承と変容-』

やっぱ、ルオーって、独特の表現。『聖顔』をみられるとは。


お隣の旧新橋停車場「鉄道歴史展示室」にて
『企画展「おみやげと鉄道」』

ここ、小粒だけど結構面白い。ロハだし(笑)


損保ジャパン東郷青児美術館にて、
『トスカーナと近代絵画 もう一つのルネッサンス』

ルオーを観た後だと、くっきりはっきりした印象の多い作品ばかりで、絵画表現の幅広さを感じる。


帰り間際に、公開されたばかりの
旧万世橋駅跡地

旧万世橋駅については、公開日当日だったこともあり、入場制限があった。
ガラス張りのデッキから見る中央線が新鮮!

日曜日の今日は、こちらでは未明から強い雨が降ったり止んだりしていて、昼前くらいまで。
外出するのをやめようかと思ったけど、日差しも出てきたので急遽茨城県近代美術館へ。

『日本のプチファーブル 熊田千佳慕展』

あしたが最終日なのだが、きっと台風で行けないからギリギリ間にあった(笑)
あまり期待していなかったけど、素晴らしい!
今までみたことのない画風。
細かい一点一点を積み重ね、近景も遠景もゆるがせにしない。
対象が昆虫であったり、草花であったりで、会場も子供向けに振っているのだけど、大人こそ見るべきだと思う。

図録が無かったので、思わず1万円近い図鑑画集を買ってしまった(汗)


いずれも、詳細は後日です……。

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2013.09.08

『深海』(国立科学博物館)・『国宝興福寺仏頭展』(東京藝術大学大学美術館)に行ってきた

土曜日。

夜中に、妙に何度も目が醒めるし、気温が低くなっているからか足先も冷たい。
窓を開けたままにしているので涼しい風もチロチロと膝をなめたりして、その度にタオルケットをかけ直したりしていた。

結局、あまり眠れず、逆に目が冴えてくるので、予定していなかったが行きたいと思っていた国立科学博物館の『深海』へ。

その後に、すぐ近くにある東京藝術大学の美術館で始まったばかりの『国宝興福寺仏頭展』へ。

詳細はいつか書きますが、『深海』は入場規制がかかるほどの混雑だったので、やはり集中力が無くなってしまい、期待していたほどの感激はなかった。

ところが逆に、『国宝興福寺仏頭展』は期待以上!!!!!
すばらしい。
特に、板に彫ったの十二神将のユーモラスさ、木造の十二神将の動き、銅造仏頭の威厳と包容力。
もう言葉が出ないくらい。
オススメです。
こちらも詳細は別途。


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『特別展 深海』
国立科学博物館
~2013/10/06


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『興福寺創建1300年記念 国宝興福寺仏頭展』
東京藝術大学大学美術館
~2013/11/23

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『特別展 書聖 王羲之』 (東京国立博物館) を観る

購入した図録によると、「書聖」という語は、「Master Calligrapher」と訳される。

Master ですか。
なるほど、ね。

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2月某日。

たぶん、いつもなら超込んでいて、会場である平成館に入ったところで半分集中力が飛んで行ってしまうのだが、この日は予想外に空いていた。まぁ、空いているといっても、展示物の前には列ができるのであるが、それが二重三重になって全然動かないという状況からは程遠く、スムースに流れていた。

王羲之といえばまず挙げられるのが、蘭亭序である。
ただ、蘭亭序にも沢山の種類というか模本があり、以前にいくつかが来日した際(江戸東京博物館とか)にも観ている。その時代の代表となる書家が真筆を、あるいはそれまでの模本を、力を入れて複製したのにもかかわらず、けっこう違った雰囲気だったのが面白かったなぁ(笑)

それはともかく。

本当のことを言うと、真筆でないのを分かっていて、「王羲之すごい」となるのが分からない。
沢山の模本を見て、外堀から、そこにあったであろう天守閣を想像するようなものだ。

ということをいつも考えるのだけど、今回の展示では、真筆から精巧な複写をとる技法の紹介資料もあった。いわゆる写し取りみたいな感じなんだけど。

なんか、他にもいっぱい感想があったはずなんだけど、もう忘れちゃったなぁ(汗)

思いだしたら追記します…。

『特別展 書聖 王羲之』
東京国立博物館
2013/01/22~2013/03/03

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2013.09.01

さらば 逓信総合博物館(ていぱーく)

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廃館になるということを知ってから、行こう行こうと思っていたんだけど、結局最終日になってしまった(汗)

東京駅周辺は電気屋やら美術館やらに立ち寄ることが多いので、逓信総合博物館の近くも度々歩いていたし、その入口近く数十mまで近づいたこともあったっけ。

だけど、振り返ってみれば、実際に中を見学したのは2回くらい。
それも小学生くらいのときだったかなぁ。

今回の詳細はまた別途。
やはり人が多くて疲れてしまった。

まぁ、それ以前に猛烈に暑くてぐったりだった…。

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