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2013.12.31

本年もありがとうございました。

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年越しそばも食い終わったし、これから実家に帰ります。

来年がもっといい年になるよう、願うばかりです。


ここでは、美術館・博物館の観て歩きが大分たまっているので、早々にアップしていかないと1年ぶん追いついてしまう(笑)

ではでは。

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2013.12.23

『知られざるプライベートコレクション ジャパン・ビューティ 描かれた日本美人』 (ニューオータニ美術館) を観る

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美人画、特に日本の、というと「様式」に則ったイメージがある。江戸時代から続く浮世絵における美人画の系譜と言えばいいのか分からないけど、極論すれば、どれここれも似たり寄ったり、なのではないか、とも思えた。

しかし。
思い切り良い方向に裏切られる、というか、よくぞ集めたモノだ。
確かに、目が一重細目切れ長であるといった、伝統的な表現を受け継いでいる部分もあるのだけど、構図、植物や小物の表現に工夫を凝らしている。または、従来の表現からは明らかに逸脱した作品などもあり、当初の心配などは杞憂でしかなかった。

中でも、あっしがファンである高畠華宵の作品は、伝統的な美人画の流れではあるが、顔は明らかに華宵。目は比較的大きく、鼻筋もキリリと通り、素晴らしい。
弥生美術館の3階にある華宵ルームや、以前観た『大正ロマン昭和モダン展』で美人画を何点か観ているけど、どれもこれもいいんですよ。挿絵がメインとなっていた華宵ではあるけども、実は日本画にも大変な力を入れていることが知られている。しかし、独自ともいえる画風は、日本画に関しては長期にわたる勉強の機会を持てていないところから来ているらしい。つまり、強固な師弟関係、画風の伝承から切り離されたことが、幸いしているのではないだろうか。また、挿絵画家としての成功により、大衆受けする絵を逆に取り込むことで、華宵の日本画が成り立ったのだとも。

もっとも、その華宵の美人画が、日本画の中でどう評価されているのかを知らないので、贔屓目かも(笑)

華宵以外の画家では、上村松園、鏑木清孝、伊東深水などの有名どころから全然知らなかった沢山の画家たち。
よくよく図録を見直してみると、やっぱりどれもこれも日本の美人だ。あっしの思うものとは方向が異なる美人も中にはありますが。

さて、プライベート・コレクションというタイトルが付けられていますが、ほとんどの作品は「朝比奈文庫」の収蔵品だそうな。実体は検索してもよく分からないが、これもまた一般の美術館と違い、コレクターの嗜好が強く表れているといえるし、今回の展示作品から受ける雰囲気からすると、収集する目の柔らかさというか温かさを感じる。

前期後期の展示替えがあって、結局両方とも観ました。
眼福眼福。

『知られざるプライベートコレクション ジャパン・ビューティ 描かれた日本美人』
ニューオータニ美術館
2013/03/16~2013/05/26

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2013.12.21

2014年3月開館の「郵政博物館」の開館記念特別展は『蕗谷虹児展』

ということで、今年8月で廃館となってしまった「逓信総合博物館」の所蔵物を引き継いで、新たに開館する

「郵政博物館」

が、2014年3月1日に、東京スカイツリータウン、9階で開館。

開館記念特別展は、

『蕗谷虹児展』

だそうです。

詳細はこちら(pdf)

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2013.12.16

『奇跡のクラーク・コレクション - ルノワールとフランス絵画の傑作』 (三菱一号美術館) を観る

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なぜこの企画展を観たのか。

自分でもよく分からないが(笑)、当初はそのつもりはなかった。
ルノワール、といったって、名前は知っているけど思い入れのあるものでもない。

だけど、この写真に写っているチケットの絵
柔らかで、こころもちふくよかで、ほわんとしたのが、少し気になって、これは実物で観た方がいいのかなぁ、と思ったのだ。


クラーク・コレクション、ですが、これはクラーク夫妻が収集したものだそうで、今回展示されている絵画の数々は、どれもこれも品が良い。大きな作品が多くないのも、あっしとしては好感が持てる(何を上から目線で(笑))

で。
チケットの絵は「劇場の桟敷席(音楽会にて)」という題。
透き通るような肌。とろんとした目。ふんわりとした黒いドレス。手には落ちそうな楽譜。胸元には他の部分とは違って少し輪郭を強調したように見える薔薇の花。

演奏が終わった直後だろうか。
ある種の恍惚感がにじみ出て、脱力感の中にある。しかし、胸元の花だけが演奏者に対する密やかな意志を示しているような。

あっしは、絵に対して後付けのストーリー的なものを当てはめるのはあまりしないけど、この絵のときはそういうイメージが浮かんでしまった。それが当たっているのかどうかは分からんけど。


さて、観終わって感じたのは…。

こういう個人のコレクション展というのは、大きな美術館の収蔵品などと違って、コレクターの嗜好が反映される。つまり、その嗜好と、観る者の嗜好が合う場合には、とてつもない「アタリ」となるわけである。
この点からいうと、大アタリ、とは言わないまでも、ほとんどすべての作品が、あっしにとってはハズレ無しだった。

もちろん、印象派だけでなく、それ以外の画家の作品もある(なんとか派(笑))のだけど、そんなこと分かんなくても何の問題もない。

気になるひとつの作品から、芋づる式に別の作品を観ることになるのも、しかも、アタリが多いとなれば、足を運んだ甲斐があったというもんだ。


『奇跡のクラーク・コレクション - ルノワールとフランス絵画の傑作』
三菱一号美術館
2013/02/09 - 2013/05/26

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2013.12.12

『特別展 鉄腕アトム放送50周年記念 アトムが飛んだ日』 (練馬区立石神井公園ふるさと文化館) を観る

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あぁ、迷った迷った。
道に迷った(笑)

いつも、初めて行く場所であっても、自宅を出るときに大雑把に地図を確認して、最寄り駅からはほぼ記憶を頼りに歩くのを常としている。だけどこの日は、石神井公園駅を降りた途端、方向をそれてしまった。

本来ならば、駅からすぐに石神井公園の池にぶつかるはずだったんだけど、歩けども歩けども水の姿が見えない。途中で川を渡るも、一向に。

ふと気がつくと、環八への案内看板が。

こりゃダメだと、来た道を引き返し、そろそろ駅が見えてきそうだというところで左側を見ると公園らしき木立が…。

あはははは。
こんな事もあるよね。

この日は、やたらと冷たい風が吹いていた日で、途中で鼻をやられてしまいました。池の畔を歩いているときにくしゃみ鼻水で。

ようやく石神井公園ふるさと文化館に到着すると、建物の中の何と暖かいコトよ。余計に鼻水が出てしまう。

さてさて。

この特別展の展示スペースは2階にあって、あまり広くはない。
アニメ「鉄腕アトム」が放送されてから50周年、ということは、あっしの生まれる前のこと。最初の展示物は、そのアニメの1回目のビデオだった(と思う。というのはモニタ前の椅子がうまっていたので見なかったのだ)。

その他といえば、もう記憶が定かではないが、手塚治虫とアニメの時系列的なパネルだったり、原稿だったり、手回しアニメ機械だったり、アトムの視聴率経過表だったり、「ある街角の物語」だったりと、けっこうな点数だったような。

見て回っている最中にも、流れ出す鼻水をティッシュやハンカチで拭きながらだったので、アトムじゃなくて集中力が飛んでいってしまっていたなぁ(笑)


あまり大規模とは言えない特別展だったのだが、50ページ近くのハードカバー図録が作られていて驚いた。

驚いたのは驚いたのだが、この図録を買ったときに、係の人にお金を払おうとした瞬間に鼻水がドバッと出たのには、これまた驚いた(爆)

『特別展 鉄腕アトム放送50周年記念 アトムが飛んだ日』
練馬区立石神井公園ふるさと文化館
2013/01/19~2013/03/24

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『El Greco エル・グレコ展』 (東京都美術館) を観る

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まだまだ肌寒かった春の日。

いやはや、期待した以上の衝撃というものは、やっぱり実際にあるものなのだと思った。

エル・グレコ。

これまた、名前くらいは聞いたことがあるかなぁ、といういつものパターンで、この看板を見たときも何となく宗教画にしてはちょっと風変わりだねぇ、なんて風に感じていた。

展示作品は彼の年代順に並んでいて、初期の作品はまだまだ静謐さを感じさせるのだけど、後半になるとガンガンと勢いがついているというか、天衣無縫。

何しろ特徴的なのは、天使やらマリアやらが来ている衣装。

まるで、鮮やかな色のビロードの、細かな繊維に光が反射しているような。
看板で見るのとは全く違って、絵そのものが光を跳ね返している。力強さに圧倒される。

極めつきは、会場の最後に飾られる「無原罪のお宿り」

身長の2倍はあろうかという縦長のキャンバスの中で、遠近感を強調し、天に昇っていく聖母マリアの姿を見上げみつめていると、なにやら首根っこを掴まれて上へ上へと自分も引っ張られて行くような錯覚を覚える。

足下がフワフワとして、無重力。

未だかつて無い感覚だった。


この絵の数m先は会場の出口だったけど、反対方向に戻り、再度この絵の前に立ってみた。

やっぱり何かの力によって持ち上げられる感覚。

あわわわわ。

今思いだしても、その時の感じに背中が痺れてしまう。


『El Greco エル・グレコ展』
東京都美術館
2013/01/19 - 2013/04/07

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2013.12.10

『患者さん、いらっしゃ~い!』 街中の劇物 2013-05

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確か、西船橋から総武線各駅停車に乗った際、どこかの駅で写したモノ。

どうやら、ビルには沢山のクリニックが同居しているらしく、宣伝看板が並んでいる。

内科、小児科、耳鼻咽喉科、薬局、・・・、・・・????

眼科・皮膚科・整形外科の部分には「募集中」の文字。

はてさて、その文字の意味は?

ひょっとして、

患者さん募集中、ってこと?
そりゃ、患者さんが来ないことには、ご飯も食べられませんもんね。


まぁ、これは逆に、そのお医者さんを、ってことだと思いますけど(汗)

ところで、それぞれのお医者さんが集まってしまったら、この広告看板はどうなってしまうんでしょうか。
それはそれで興味ありますねぇ。

(ちなみに、7年前くらいの写真ですので、今はどうなっているか知りません)

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