USB DAC付ヘッドフォンアンプの話 (Digi Fi No.10 付録) その2
前回に引き続き、USB DAC付きヘッドフォンアンプ(Digi Fi No.10)についてです。
今回は、使っている部品について少し詳しく見てみました。
採り上げた部品については、それぞれのメーカのデータシートへのリンクをつけましたので、興味のある方は参考にしてください。

まずは、メイン機能を司る「PCM2704C : Stereo Audio DAC with USB Interface, Single-Ended Headphone Output, and S/PDIF」
(TI (Texas Instrument)/Burr-Brown製)
英語ですけど、つまりは、
「ステレオのDAコンバータにUSBインターフェイスを付けて、ヘッドフォンアンプも付けたICですよ」
というものです。
極論すれば、このICが1個と水晶振動子、いくつかのコンデンサや抵抗を付けるだけでいいのです。
それにしては、他にもICが付いていますね。
それが、新日本無線のオペアンプ。
ローノイズの NJM8080。
オーディオ用の標準的なモノです。
これが2個使われています。
IC 1個に2回路のオペアンプが入っていますので、R/Lの2チャンネル分ですね。
Line出力と、ヘッドフォン出力用にそれぞれ使っているのでしょう。
でも、もともと最初に採りあげた PCM2704C にはヘッドフォン出力可能なわけですから、ヘッドフォン出力側にはいらないのではないのかと思ってしまいますが、そうではありません。
Line出力側、あるいは、ヘッドフォンを接続したり、あるいはその両方を同時に使うと、それらの負荷抵抗分によって出力電圧が下がってしまうことになります。
つまり、音量が下がってしまうのです。
だから、それぞれにバッファ用のオペアンプを通しているのでしょう。
次は、電解コンデンサ。
一番大きな電解コンデンサは、日本ケミコンのSMQシリーズ、6800μF。
おそらく、USB-IFから供給される電源電圧(5V)を安定化させるモノでしょう。
その他の小さなコンデンサは、同じく日本ケミコンですがSMGシリーズで統一されているようです。
いずれも、標準タイプで85℃品、寿命は2000時間。
まぁ、これほど温度が上がることは無いでしょうから、寿命については無視できるでしょう。
オーディオに詳しい人は、おそらくこれらの電解コンデンサの性能が音質を左右することに興味あるでしょうから、いろいろと交換してみると面白いでしょうね。
さて、右上の部分に採りあげたのは、部品単体では無く、回路ブロックとしてです。
含まれている部品は、
・チョークコイル
・ダイオード
・電解コンデンサ
・IC
です。
こういう構成だと、スイッチング電源だと推測されます。
どんなスイッチング電源なのか、何故必要なのかを、次回解析したいと思います。
以下、データシート(pdf)のURLです。
・PCM2704C
・NJM8080
・SMQシリーズ
・SMGシリーズ
ということで、次回に続きます・・・。
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