2015.10.05

『ローマの休日』のパンフレット

20151005b

先月、古書市で入手した『ローマの休日』の映画パンフレット。
300円也。
昭和29年公開時のパンフではあるが、これはそれの復刻版で、もとにしたパンフの折り跡やすり切れ、ステープルの錆びあとまでそのまま再現されている。(だから安いのだ。初版だったらきっと手が出ないだろう)
あっしの永遠のアイドル、オードリー・ヘプバーン。
その昔、今はなき銀座文化劇場でオードリー・ヘプバーンの映画特集に通い詰めていたころを思い出す。

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2015.03.08

USB DAC付ヘッドフォンアンプの話 (Digi Fi No.10 付録) その6

ようやく本題へ(笑)

前回までで電源回路を工夫しなければならないことは分かりました。
そこで、最初に目を付けていたその部分のプリントパターンを追っていくと・・・

20150308a

という感じのメモができあがりました。

一番上の図は、プリントキバンに実装されている部品の接続状態で確認できたものです。L(コイル)があるということはスイッチング電源である可能性が非情に高く、ダイオードと電解コンデンサの接続状態からすると、真ん中の図の昇圧型のスイッチング電源回路であることは確定。
(他にも降圧型、降昇圧型もありますが、これらの部品の接続は異なります)

そうなると、オペアンプの電源はいいとして、信号用の仮想GNDをどうするか、という問題が残ります。この仮想GNDに対して、オペアンプの電源端子の電圧を振り分けるためです。

最初考えたのは、前回まで考えていた必要な電源電圧である5Vを確保すればいいことから、AのUSBの+5Vをそのまま仮想GNDとして使い、0Vを見かけ上-5Vにする方法なのではないかと考えていました。ただ、そうなるとUSBに重畳するノイズ成分が信号用の仮想GNDを直撃するために、聴感上のノイズがひどくなると考えられます。

そこで、Bのようにオーソドックスな方法なのではないか、と思ってさらに部品やプリントパターンを追ってみました。

その結果…。

20150308b
(図をクリックすると、別窓で大きな表示を出します)

多分大きな間違いは無いと思いますが。

昇圧用の素子としては、専用のコントロールICを使っています。
シリーズ電源用のトランジスタは、NPNかPNPか、それともFETなのか分かりませんが、いずれにしろこの部分で降圧しています。

スイッチング電源回路の後ろにシリーズ電源回路を挟んで、電源電圧に重畳するノイズを除去しようと配慮している、ということでしょうか。

ただし、音楽データ無しで外付けアンプにつなぐと、アンプのボリウムを上げていくにしたがって「サー」といったノイズが出てきますので、何らかのノイズ成分が回路に乗っていることは明らかでしょう。(スイッチング電源の動作周波数は測る機器を持っていないので分かりません(汗))

スイッチング電源部の出力電圧は、実測で13.1V。
シリーズ電源部の出力電圧は、実測で12.4V。
信号用仮想GNDの電圧は、USB-GNDに対して、6.2V。
となっていました。
したがって、最初の図のBの構成であることは確認できたと思っています。
信号の仮想GNDに対して、+/-6.2Vがオペアンプに供給される電源電圧ということになります。

あとは、オーソドックスな回路構成といっていいと思います。

ヘッドフォンのためのオペアンプ増幅回路ゲインは、4.7kΩと10kΩで約3.13倍と、事前の計算に近いので間違えてはいようですが、ライン側の増幅率設定抵抗は、3.3kΩと10kΩになっているので約4倍になっているようです。ここの部分はあっしの計算間違いか見落としがあるのかもしれません。

いずれにしろ、解析後の回路図は誠にオーソドックスであり、逆に言えば変に凝った構成にしていないようです。雑誌の付録にする上では、最小限の構成・部品を使って最大の効果を得るのが目的となりますから、当たり前だといえばそれまでですね(笑)

とりあえず、ここで一旦筆を置きます。
何か間違い等ありましたらご指摘願います。


しかしながら、現在不満に思っているところもあります。
それは、音量設定の方法です。
最初の記事にもありますが、音量のアップ/ダウンは、プッシュスイッチで行うようになっていますが、これはパソコン上のボリュームコントロールを直接変更することで実現しています。
何が問題かというと、アプリケーションで丁度良い設定にしておいたとしても、ヘッドフォンで聴くと大きすぎたりすることになるのです。

つまり。ヘッドフォンで聴いた後にスピーカで聴こうとするとスイッチを押して音量を設定し直さなければならない、わけです。

まぁ、付録としてのコストとの兼ね合いがあるわけですから、妥協した部分なのかもしれません。
これが我慢できなくなったら、音量設定用のボリウムを付ける改造をするかもしれませんね(笑)

その時は、またアップします。

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2015.02.20

USB DAC付ヘッドフォンアンプの話 (Digi Fi No.10 付録) その5

引き続きです

前回は文字ばかりだったので、今回は図を使って再度簡単に説明します。

20150220a
( ↑ よく見えない方はクリックすると別窓で表示します)

図(A)は、PCM2704C 自体のアナログ出力です。
アナログ部の電源電圧である 3.3V の 1/2 (= 1.65 V) を中心として、電源電圧の0.55倍をPeak to Peak (=1.815 Vpp)とする正弦波振幅を出力します。

ところが、本機の出力仕様を満たすためには、約3倍の電圧増幅が必要になります。

図(B)は、この増幅後のアナログ出力波形を示したものです。
この図では、1.65 Vを正弦波の中心としています。

正弦波の振幅は、5.66 Vpp (Peak to Peak) となるために、波形の上側は 4.48 V、下側は -1.18 V になります。

この時点で、既に元の電源電圧 3.3V を超えていますし、USBの電源電圧 5V の範囲にも収まっていません。したがって、電源側に何らかの対処が必要なことが分かります。

また、オペアンプを使って増幅させる場合には、前回も述べたように同相電圧入力範囲、出力電圧範囲の制限である 1.5V の余裕を持っておかなければならないことにも注意が必要です。

ここで、正弦波の上半分の半波だけを考えてみます。

仮想電圧基準(仮想GND)を 0V としてみると、上側ピーク電圧は 2.83V 。
さらに、オペアンプの動作電圧余裕を 1.5V とすれば、

2.83 + 1.5 = 4.33

となって、5V 以下となります。
つまり、半波ずつであれば、それぞれに対応する電源電圧が 5V で事足りることになります。

通常、オペアンプの基準電圧は 0V 、電源電圧は上下均等に 5V (+5Vと-5V)とか、12V (+12Vと-12V)などにするような考え方です。

ここで、5V といえば、USBの電源電圧ですから、そのまま使えれば使ってしまった方がいいでしょう。

それでは、もう一つの電源はどうするか?

既に、その2の回で、それらしい回路があることに気がついてはいますが…。

いよいよ次回真相が明らかに
(まだ続くのかよ(笑))

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2015.02.10

USB DAC付ヘッドフォンアンプの話 (Digi Fi No.10 付録) その4

続きです

USB DAC付ヘッドフォンアンプの出力を再度確認すると、

・Maximum Output Power : 13 mW ×2 (300Ω)
・Line Level : 2 Vrms (MAX)

となっています。

使われている PCM2704C のアナログ出力関係の特性を下表にまとめると、

20150210a

となります。

もともと、アナログ出力である VoutL、VoutR は、

1.65 V を中心として、上・下にそれぞれ 0.9075 V (1.815 V peak to peak)の信号変化しかしません。
この場合、正弦波でこの電圧変化をすると仮定すれば、実効値は 0.6417 Vrms となります。
ヘッドフォンに対する出力であれば、負荷抵抗 16 Ω ならば、出力は 25.736 mW です。

したがって、ヘッドフォン出力だけならば、ICそのものの出力でまかなえます。
ただし、ヘッドフォンの負荷抵抗が増加すると出力は低下しますので、増幅してあげる必要が生じます。
例えば、本機の仕様にある負荷抵抗 300Ω で 13 mW を確保するならば、

1.975 Vrms (= √(0.013 × 300) ) の電圧が必要になるので、増幅率は、

1.975 / 0.6417 (= 3.078) 倍となります。

また、ライン出力を追加するとなると、2 Vrms (MAX) ですから少なくとも、

2 / 0.6417 (= 3.117) 倍の出力を作り出さなくてはなりません。

なので、それぞれOPAmpによる約3倍の電圧増幅が必要になるのです。

最初に、中心電圧に対してそれぞれ上下 0.9075 V の信号変化としましたが、これが3倍になると、2.723 V となり、上下合わせて 5.445 Vpp となってしまい、USB電源電圧 5V を超えてしまうことは前回書いた通りです。

なので、何らかの方法でこれを賄うだけの電源を作り出す回路を必要とすることになるのです。

また、OPAmp には、同相入力電圧範囲、出力電圧等の動作制限がありますから、十分な電源電圧を持たないと入力波形に対して出力波形が変化してしまう、つまり、歪んでしまうことにつながりますから注意が必要です。

なお、使われている OPAmp である NJM8080 では、それぞれ上下の電源電圧に対して標準で 1.5 V の余裕が必要となります。(これは、OPAmp の入力段・出力段が、トランジスタ2個分の Vbe を確保しなければならないことに由来しています。データシート(pdf)の等価回路を参照のこと)

さて、では、この「USB DAC付ヘッドフォンアンプ」ではどのようにしているのでしょうか。

ということで、次回に続きます

(今回は予定変更しました。すいません(汗))

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2015.01.19

USB DAC付ヘッドフォンアンプの話 (Digi Fi No.10 付録) その3

前回に引き続きです。

TI/Burr-BrownのPCM2704CというICは、パソコンのUSBと信号のやりとりをして、デジタル信号としてやってくる音のデータをアナログ信号として出力するものです。

それで、このICの特徴としては、アナログ信号出力はヘッドフォンの駆動信号としてほぼそのまま使うことができることにあります。

データシートのp.31にあるFig.35を必要な部分だけ抜き出してみると、こんな感じになります。

20150119a

このICを中心として、十数個の受動部品を追加するだけで、ヘッドフォン専用の回路にすることができるわけです。
出力側を電解コンデンサでACカップリングしているだけなので、小さな出力であれば可能なのです。(実際、ヘッドフォン出力は、13mW x 2 、at 300Ω)

しかし、実際には、DigiFi Vol.10の付録キバンにはLine出力もできるようになっていますから、これに2Vrmsの出力(at 600Ω程度)となります。
2Vrmsということは、約5.66Vppとなるわけですから、USBから供給される電源電圧5Vを超えることになって、この回路をそのまま使ってLine用とすることはできません。

そこで、前回の図に描いたように、Line用として電源回路が必要になるという推測する根拠になったわけです。

次回は、その電源回路の構成について推測します


(なお、以前の記事もそうですが、このキバンの解析に関しては、私の推測に基づくものですから、正確である保証はしません。参考程度にとどめてください)

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2015.01.15

USB DAC付ヘッドフォンアンプの話 (Digi Fi No.10 付録) その2

前回に引き続き、USB DAC付きヘッドフォンアンプ(Digi Fi No.10)についてです。

今回は、使っている部品について少し詳しく見てみました。
採り上げた部品については、それぞれのメーカのデータシートへのリンクをつけましたので、興味のある方は参考にしてください。

20150115a

まずは、メイン機能を司る「PCM2704C : Stereo Audio DAC with USB Interface, Single-Ended Headphone Output, and S/PDIF」
(TI (Texas Instrument)/Burr-Brown製)

英語ですけど、つまりは、
「ステレオのDAコンバータにUSBインターフェイスを付けて、ヘッドフォンアンプも付けたICですよ」
というものです。

極論すれば、このICが1個と水晶振動子、いくつかのコンデンサや抵抗を付けるだけでいいのです。
それにしては、他にもICが付いていますね。

それが、新日本無線のオペアンプ。
ローノイズの NJM8080。
オーディオ用の標準的なモノです。
これが2個使われています。
IC 1個に2回路のオペアンプが入っていますので、R/Lの2チャンネル分ですね。
Line出力と、ヘッドフォン出力用にそれぞれ使っているのでしょう。

でも、もともと最初に採りあげた PCM2704C にはヘッドフォン出力可能なわけですから、ヘッドフォン出力側にはいらないのではないのかと思ってしまいますが、そうではありません。

Line出力側、あるいは、ヘッドフォンを接続したり、あるいはその両方を同時に使うと、それらの負荷抵抗分によって出力電圧が下がってしまうことになります。
つまり、音量が下がってしまうのです。
だから、それぞれにバッファ用のオペアンプを通しているのでしょう。

次は、電解コンデンサ。

一番大きな電解コンデンサは、日本ケミコンのSMQシリーズ、6800μF。
おそらく、USB-IFから供給される電源電圧(5V)を安定化させるモノでしょう。

その他の小さなコンデンサは、同じく日本ケミコンですがSMGシリーズで統一されているようです。

いずれも、標準タイプで85℃品、寿命は2000時間。
まぁ、これほど温度が上がることは無いでしょうから、寿命については無視できるでしょう。

オーディオに詳しい人は、おそらくこれらの電解コンデンサの性能が音質を左右することに興味あるでしょうから、いろいろと交換してみると面白いでしょうね。


さて、右上の部分に採りあげたのは、部品単体では無く、回路ブロックとしてです。
含まれている部品は、
・チョークコイル
・ダイオード
・電解コンデンサ
・IC
です。
こういう構成だと、スイッチング電源だと推測されます。

どんなスイッチング電源なのか、何故必要なのかを、次回解析したいと思います。


以下、データシート(pdf)のURLです。

PCM2704C
NJM8080
SMQシリーズ
SMGシリーズ


ということで、次回に続きます・・・

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2015.01.13

USB DAC付ヘッドフォンアンプの話 (Digi Fi No.10 付録) その1

最近、ネットワークオーディオ、ハイレゾ、なんて言葉が飛び交ってますが。

あっしは、ハイレゾ音源を持っていないし、入手するつもりも無い。
だからというか、今持っているCD音源を最大限いい音で聴くことができるようにすることの方が重要なのである。

『Digi Fi』という雑誌は毎号買っているのではなく、付録に興味があって購入。

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付録のキバンはこんな感じ。(80 mm x 65 mm コネクタ類の出っ張りは含まず)

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キバンに印刷されている単語にピンと来た人は、多分オーディオ方面に詳しい人かと思います。

Olasonic

最近、雑誌などで小型のDACユニットやアンプ、CDデッキなど好評価を得ている会社。

むき身のまま、一度使ってみたことはあったのだが、そのままほったらかしにしておいたので、ちゃんと使えるようにしてみた。
本来ならば、ノイズの関係で金属ケースに入れるべきなのだろうけども、そんな道具もないし100円ショップのプラケースで済ます(笑)

元々、キバンを4カ所固定するネジとスペーサは付属しているが、スペーサとケースを固定するネジが無いのでそれも購入。(M3x10 4本)

20150112c

固定した状態、および、各ケーブルを接続した状態では、こんな感じです。

キバンが向かって右側に寄っているのは、ヘッドフォンジャックとアップ/ダウンボリュームスイッチの位置がほぼ面一になるようにしたからです。

ヘッドフォンとボリュームスイッチ側。

20150112d


USB端子とライン出力端子側。

20150112e


電源はパソコンのUSB側から供給されるので、外付け電源は不要。
詳細は次回あたりで少し解析してみようかと思います。

使った感じは、スカッとした音で押し出しも強く、なかなかいいです。
これは、先日買ったインナーイヤー型ヘッドフォンATH-CKR10との相性が良かったからかもしれません。

同じオーディオテクニカの長年使っているオーバーヘッド型ヘッドフォンATH-A900だと、少し落ち着いた音になりました。

次回に続く・・・

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2014.12.17

幸田文の話はまだ続く

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幸田文。

その評論書というか、研究書というか、関連書も含め、大分手を広げて入手。
もちろん、半分以上が古書であります。
(順不同で並べてあります)

「幸田文」のみを扱った本もありますが、大勢の一人や、父である幸田露伴との交遊録に登場している姿であったり、娘である青木玉の随筆、孫である青木奈緒の随筆もあります。

一応、左から

・東京人 1996年1月号(創刊100号記念) 特集「幸田家の人びと」明治の遺産。
・『作家の猫』
・『明治・大正・昭和の女流文学』 板垣直子著
・『文藝別冊 幸田文 没後10年』
・『文藝別冊 幸田文 生誕110年、いつまでも鮮やかな物書き』 (上の文藝別冊の増補改訂版)
・『幸田文の世界』 金井景子/小林裕子/佐藤健一/藤本寿彦著
・『新潮日本文学アルバム 幸田文』
・『日本の作家100人 人と文学 幸田文』 岸睦子著
・『幸田文のかたみ』 深谷考著
・『幸田文「わたし」であることへ』 藤本寿彦著
・『女性作家評伝シリーズ13 幸田文』 由里幸子著
・『幸田文のマッチ箱』 村松友視著
・『幸田文展図録』
・『幸田文の簞笥の引き出し』 青木玉著
・『小石川の家』 青木玉著
・『幸田家のきもの』 青木奈緒著
・『蝸牛庵訪問記(露伴先生の晩年)』 小林勇著
・『幸田家のしつけ』 橋本敏男著
・『帰りたかった家』 青木玉著
・『記憶の中の幸田一族 青木玉対談集』 青木玉著

です。

ホント、それぞれについて一文を載せたいくらい。

『幸田文の簞笥の引き出し』『幸田家のきもの』という題に表れるように着物に関しては、一生を着物で通した人なので、まつわる話が多く、前者は写真も豊富で楽しい。
(ただし、あっしが着物全く詳しくないので、おそらく面白さの半分ももらっていない気がするけど(汗))

『蝸牛庵訪問記』は、当時岩波書店の編集部員であった小林勇氏が、露伴を訪う度に記録した日記のようなもので、大正15年から昭和22年までの記録である。(なお、小林勇氏はのちに岩波書店の取締役会長になった)
この記録の中で時々登場する幸田文は、夫との生活に悩む姿や、離婚後に露伴の生活を支える姿であったり、看取る姿としてとらえられている。
間近な第三者として貴重な証言者のひとりとなっている。

幸田文の娘である青木玉もまた貴重な証言者である。
これは奇しくも、露伴に対する文、という生活者から文学者への変貌という関係を目の当たりにしたことに相当する。
だから、「文が記す露伴の思い出」と「玉が記す文の思い出」が呼応するようで非常に面白い。


とまぁ、まだまだ書きたいことがたくさんあるんだよ~~~!

そのうちにね(笑)

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2014.12.05

『幸田文全集』(岩波書店版) ですよ

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ということで、大分前のことになりますが、幸田文の文庫版の本が全て集まる前に、岩波書店から出されていた『幸田文全集』を古書店で入手しました。

バカですね。

この全集は、1994年から1997年にかけて全23冊が刊行されたものと、2003年に別巻を追加して再刊行されたものがありますが、23冊組みのもの(箱の背が見えているもの)は初版本で、オレンジ色の帯が付いている箱のものは2003年の別巻です。

ちなみに、古書店価格だと、23冊組みの値段よりも、別巻1冊のほうがはるかに高い(笑)
別巻は出物が見当たらず、いろいろと探してようやく入手しました。
全ての本にはスリップが付いたままになっていて、元の所有者はおそらくほとんど本を開いていなかったのではないかと思う。箱の色あせがあるのは、もう20年前の本ですからしょうがないけど。

個人全集を買うなんてことは、昔、筒井康隆全集刊行開始時にどうしようか迷った経験があるけど、その時は金が無かったからなぁ。
今も、金があるかといわれると微妙だけど、パンチのある展覧会が背中を押し続けてくれたんだと思う。

なお、この全集を買う前に、中央公論社から1958年~1959年にだされた7冊組みの『幸田文全集』も買ってあったりします(爆)
これについては、また別にご紹介しましょう。

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2014.12.01

『ランボーな話』 街中の劇物 2014-07

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これも2006年の写真データから拾い上げたもの。
おそらく皇居から駿河台下に向かう道を歩いていたときに撮ったと思うが定かではない。

なにが乱暴かというと、自転車レーンを真っ直ぐ進むと「柵」にぶつかってしまう、ということである。

というのは後から気がついたこと。
まぁ、こういったバカバカしいペイントを押しつけられる自転車乗りは、実は為政者から馬鹿にされているのだ。


で。
本当は、こちらが本来のネタです。

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自転車レーンの真ん中に捨て置かれている本。
なんと、

『ランボー詩集』

ですよ。
まぁ、ランボーな話。

だいたい、本を捨てるなんて、それ自体乱暴なことですよ。
何度、車に轢かれたことか。
雨もポツポツと降ってきて、ページがどんどん濡れていきました。

このままでは、この本の行く末は分かっていたけれど、拾わずにただ通り過ぎていっただけの自分が、何か悪いことをしているように感じてしまったのだった。

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