2015.10.05

『ローマの休日』のパンフレット

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先月、古書市で入手した『ローマの休日』の映画パンフレット。
300円也。
昭和29年公開時のパンフではあるが、これはそれの復刻版で、もとにしたパンフの折り跡やすり切れ、ステープルの錆びあとまでそのまま再現されている。(だから安いのだ。初版だったらきっと手が出ないだろう)
あっしの永遠のアイドル、オードリー・ヘプバーン。
その昔、今はなき銀座文化劇場でオードリー・ヘプバーンの映画特集に通い詰めていたころを思い出す。

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2015.03.22

『一刻も早く! 戦場からの患者搬送』 (しょうけい館) にて、三角巾の使い方を教わる

お茶の水の本屋に立ち寄る前に、九段の昭和館でやっている『戦後70年 よみがえる日本の姿』という企画展と常設展を見た後、受付でパンフレットを見つけて、しょうけい館でも新しい企画展をやっているとのこと。

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昭和館から書店街に行く途中(というか昭和館から横断歩道を渡ればすぐ)に「しょうけい館」がある。
(入口は表通りにではなく、小道を入ったところにあるので分かりにくい)

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『一刻も早く! 戦場からの患者搬送』

というタイトルで、戦地での傷病者を如何に治療、後方への搬送するか、といった内容となっている。
具体的には、

1.患者集合点 : 傷病者が最初に集まる指定場所。臨時の包帯所となる場合もある
2.包帯所 : 応急手当をしたり、野戦病院への搬送拠点となる
3.野戦病院 ; 前線に近く、本格的な治療が行える
4.兵站病院 : 市街地にある病院
5.転地 : 患者自動車・患者飛行機・患者列車などを使用
6.故郷へ : 内地への帰国

といった順番でそれぞれパネルと説明書きがあった。
戦地では戦うことだけが注目されがちだが、怪我や病気などで戦闘に参加できなくなった兵士を速やかに治療し、後方へ送るかも重要な問題である。おそらく、補給と共に二本の柱といったところなのではないか。

あっしが展示場所に入ったとき、たまたまギャラリートークの3/4が終わったあたりで紛れ込んでしまった。

で、その残りの1/4は、応急治療法に関する当時の資料に関して。

その中には、今と違って、心臓が止まっていれば「死んでいる」、心臓が動いていれば「仮死」、意識があれば「大丈夫」、といった分類みたいなものだったという。

また、人工呼吸に関しては、主に溺れた人に対して行うもので、一度始めたら5時間は続けなければいけない、なんて決まりがあったそうだ。 (ただし、実際に5時間続けた人の話は聞いたことがないそうだ)

そのあと、応急処置法の中に書いてある「三角巾の使い方」の話になり、どういうことか、トークを聞いていた人たちに三角巾が配られた(笑)

続いて登場した女性が、看護師もやられたいた(?)研究者の方で、三角巾の使い方を研究されているそうな。
そのために、何十万もする書物を自腹で(研究費でまかなえないので)買うほどの人。
今では腕を骨折したら、それ用の釣り具があるから病院でも三角巾を使うことはなくなっているらしい。

配られた三角巾はこれ。

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(クリックすると別ウィンドウに拡大表示します)

なんと、しょうけい館オリジナル。
下側に人物が描かれているのが分かるでしょうか。
よくよく見ると、多くの人が三角巾を使っているのです。
しょうけい館オリジナルではありますが、この絵の部分は当時実際に使用されていた三角巾の絵柄をトレースしたものだそうです
なぜ、このような絵柄が描かれているのかというと、理由があります。

例えば、左側にいる二人の人物を拡大してみると、

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右側の人物は、右目から右耳にかけて三角巾を使っているようです。 (二)
左側に人物は、、右膝(五)と左手(七)。

というように、使っている場所のすぐそばに漢数字が書いてあります。
実は、この数字が三角巾の巻き方(使い方)を示しているのです。
(別の解説書に細かい巻き方が書いてある(らしい))


中央下少し右の人は、左足を骨折しているようですね(十六)
副木を留めるために使っているみたいです。

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その上にいる人物は、よく見ることのある腕骨折の人のようです(十七)
手を吊っています。
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少し右側の人も手を吊っていますが、骨折ではなく、手の部分も覆っていることから、手の甲を負傷しているのかもしれません(二十四)

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あっしも、他の人とペアになって、お互いに手を吊ったり、太腿を止血したり(笑)

三角巾がなければ、風呂敷でも代用できるので、一度自分で試してみるのもアリですよ。

使わないで済めば、それが一番いいことなんですけどね。

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2015.03.12

『メロンパンの皮』の攻防

以前、話題にした『メロンパンの皮』ですが、その後、状況が変わっているので。

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当時の状況です。
山﨑製パンとフジパンの闘い。

先日買った商品。
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フジパンの商品はパッケージが変わっています。
何故なんでしょうか。

ということで、少し調べてみました。

何を調べたかというと、商標の出願状況です。

何か新しい商品を世に出す場合、後追い製品に追従されないように技術や形や名称などを特許庁に出願しておくのです。それが権利化されれば、まるっきり真似た製品などは作れないようになるという抑止力になるのです。

で、その手順ですが、

1.特許電子図書館HPへ

2.検索メニューの「商標検索」をクリック

3.「3.商標出願・登録情報」をクリック

4.検索画面が出てくるので、一番上の「商標(検索用)」の検索キーワードに、「メロンパンの皮」と入力して、「検索実行」ボタンをクリック

5.上側に「検索結果 2件」と出るので、「一覧表示」ボタンをクリック

6.該当する商標出願番号が表示されるので、それぞれをクリックすれば出願内容がわかります。


特許電子図書館は3/20にサービス終了し、「特許情報プラットフォーム」に移行しましたので、下記の方法で検索してみてください。

1.特許情報プラットフォームHPへ  (簡易検索画面が出ます)

2.一番左の選択肢を 「商標を探す」 に設定

3.中央の窓に 「メロンパンの皮」 と入力

4.検索ボタンをクリック

5.「結果が2件」と出てきますので、「一覧表示」をクリック


すると、分かることは、

「メロンパンの皮 焼いちゃいました。」 というロゴ

「製品のパッケージ状態」

を出願しているのです。
(ただし、商標出願については詳しくないのでホントの所は微妙に違うのかもしれませんが)

ちなみに、「区分 30」というのは、「焼き菓子」に関する商標権なので、例えば、自動車の名前に「メロンパンの皮」なんて付けても大丈夫です。 付けないだろうけど(笑)


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最初の写真を確認してみれば、

「メロンパンの皮」 という文言。
「丸くくりぬいた包装シート」。

という二つの要素がフジパン側にとっては不利な状況になっていたのではないかと思われます。
ひょっとすると、山﨑製パン側から何らかのアクションがあったのかもしれません。

その結果(かどうか分かりませんが)、

「メロンパンのクッキー」
「下側をくりぬいた包装シート」

という変更を余儀なくされたのではないかと。

いや、ホントの所は分かりませんよ。
でも、商標出願が正式に登録されてしまうと、色々とややこしいやりとりをメーカー間でしなければならなくなる恐れがあります。その事前回避かも。

何気ない日常の商品ですけど、ちょっとした変化を捉えてみると、なかなか面白いことが分かってきます。

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2015.03.08

USB DAC付ヘッドフォンアンプの話 (Digi Fi No.10 付録) その6

ようやく本題へ(笑)

前回までで電源回路を工夫しなければならないことは分かりました。
そこで、最初に目を付けていたその部分のプリントパターンを追っていくと・・・

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という感じのメモができあがりました。

一番上の図は、プリントキバンに実装されている部品の接続状態で確認できたものです。L(コイル)があるということはスイッチング電源である可能性が非情に高く、ダイオードと電解コンデンサの接続状態からすると、真ん中の図の昇圧型のスイッチング電源回路であることは確定。
(他にも降圧型、降昇圧型もありますが、これらの部品の接続は異なります)

そうなると、オペアンプの電源はいいとして、信号用の仮想GNDをどうするか、という問題が残ります。この仮想GNDに対して、オペアンプの電源端子の電圧を振り分けるためです。

最初考えたのは、前回まで考えていた必要な電源電圧である5Vを確保すればいいことから、AのUSBの+5Vをそのまま仮想GNDとして使い、0Vを見かけ上-5Vにする方法なのではないかと考えていました。ただ、そうなるとUSBに重畳するノイズ成分が信号用の仮想GNDを直撃するために、聴感上のノイズがひどくなると考えられます。

そこで、Bのようにオーソドックスな方法なのではないか、と思ってさらに部品やプリントパターンを追ってみました。

その結果…。

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(図をクリックすると、別窓で大きな表示を出します)

多分大きな間違いは無いと思いますが。

昇圧用の素子としては、専用のコントロールICを使っています。
シリーズ電源用のトランジスタは、NPNかPNPか、それともFETなのか分かりませんが、いずれにしろこの部分で降圧しています。

スイッチング電源回路の後ろにシリーズ電源回路を挟んで、電源電圧に重畳するノイズを除去しようと配慮している、ということでしょうか。

ただし、音楽データ無しで外付けアンプにつなぐと、アンプのボリウムを上げていくにしたがって「サー」といったノイズが出てきますので、何らかのノイズ成分が回路に乗っていることは明らかでしょう。(スイッチング電源の動作周波数は測る機器を持っていないので分かりません(汗))

スイッチング電源部の出力電圧は、実測で13.1V。
シリーズ電源部の出力電圧は、実測で12.4V。
信号用仮想GNDの電圧は、USB-GNDに対して、6.2V。
となっていました。
したがって、最初の図のBの構成であることは確認できたと思っています。
信号の仮想GNDに対して、+/-6.2Vがオペアンプに供給される電源電圧ということになります。

あとは、オーソドックスな回路構成といっていいと思います。

ヘッドフォンのためのオペアンプ増幅回路ゲインは、4.7kΩと10kΩで約3.13倍と、事前の計算に近いので間違えてはいようですが、ライン側の増幅率設定抵抗は、3.3kΩと10kΩになっているので約4倍になっているようです。ここの部分はあっしの計算間違いか見落としがあるのかもしれません。

いずれにしろ、解析後の回路図は誠にオーソドックスであり、逆に言えば変に凝った構成にしていないようです。雑誌の付録にする上では、最小限の構成・部品を使って最大の効果を得るのが目的となりますから、当たり前だといえばそれまでですね(笑)

とりあえず、ここで一旦筆を置きます。
何か間違い等ありましたらご指摘願います。


しかしながら、現在不満に思っているところもあります。
それは、音量設定の方法です。
最初の記事にもありますが、音量のアップ/ダウンは、プッシュスイッチで行うようになっていますが、これはパソコン上のボリュームコントロールを直接変更することで実現しています。
何が問題かというと、アプリケーションで丁度良い設定にしておいたとしても、ヘッドフォンで聴くと大きすぎたりすることになるのです。

つまり。ヘッドフォンで聴いた後にスピーカで聴こうとするとスイッチを押して音量を設定し直さなければならない、わけです。

まぁ、付録としてのコストとの兼ね合いがあるわけですから、妥協した部分なのかもしれません。
これが我慢できなくなったら、音量設定用のボリウムを付ける改造をするかもしれませんね(笑)

その時は、またアップします。

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2015.02.20

USB DAC付ヘッドフォンアンプの話 (Digi Fi No.10 付録) その5

引き続きです

前回は文字ばかりだったので、今回は図を使って再度簡単に説明します。

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( ↑ よく見えない方はクリックすると別窓で表示します)

図(A)は、PCM2704C 自体のアナログ出力です。
アナログ部の電源電圧である 3.3V の 1/2 (= 1.65 V) を中心として、電源電圧の0.55倍をPeak to Peak (=1.815 Vpp)とする正弦波振幅を出力します。

ところが、本機の出力仕様を満たすためには、約3倍の電圧増幅が必要になります。

図(B)は、この増幅後のアナログ出力波形を示したものです。
この図では、1.65 Vを正弦波の中心としています。

正弦波の振幅は、5.66 Vpp (Peak to Peak) となるために、波形の上側は 4.48 V、下側は -1.18 V になります。

この時点で、既に元の電源電圧 3.3V を超えていますし、USBの電源電圧 5V の範囲にも収まっていません。したがって、電源側に何らかの対処が必要なことが分かります。

また、オペアンプを使って増幅させる場合には、前回も述べたように同相電圧入力範囲、出力電圧範囲の制限である 1.5V の余裕を持っておかなければならないことにも注意が必要です。

ここで、正弦波の上半分の半波だけを考えてみます。

仮想電圧基準(仮想GND)を 0V としてみると、上側ピーク電圧は 2.83V 。
さらに、オペアンプの動作電圧余裕を 1.5V とすれば、

2.83 + 1.5 = 4.33

となって、5V 以下となります。
つまり、半波ずつであれば、それぞれに対応する電源電圧が 5V で事足りることになります。

通常、オペアンプの基準電圧は 0V 、電源電圧は上下均等に 5V (+5Vと-5V)とか、12V (+12Vと-12V)などにするような考え方です。

ここで、5V といえば、USBの電源電圧ですから、そのまま使えれば使ってしまった方がいいでしょう。

それでは、もう一つの電源はどうするか?

既に、その2の回で、それらしい回路があることに気がついてはいますが…。

いよいよ次回真相が明らかに
(まだ続くのかよ(笑))

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2015.02.10

USB DAC付ヘッドフォンアンプの話 (Digi Fi No.10 付録) その4

続きです

USB DAC付ヘッドフォンアンプの出力を再度確認すると、

・Maximum Output Power : 13 mW ×2 (300Ω)
・Line Level : 2 Vrms (MAX)

となっています。

使われている PCM2704C のアナログ出力関係の特性を下表にまとめると、

20150210a

となります。

もともと、アナログ出力である VoutL、VoutR は、

1.65 V を中心として、上・下にそれぞれ 0.9075 V (1.815 V peak to peak)の信号変化しかしません。
この場合、正弦波でこの電圧変化をすると仮定すれば、実効値は 0.6417 Vrms となります。
ヘッドフォンに対する出力であれば、負荷抵抗 16 Ω ならば、出力は 25.736 mW です。

したがって、ヘッドフォン出力だけならば、ICそのものの出力でまかなえます。
ただし、ヘッドフォンの負荷抵抗が増加すると出力は低下しますので、増幅してあげる必要が生じます。
例えば、本機の仕様にある負荷抵抗 300Ω で 13 mW を確保するならば、

1.975 Vrms (= √(0.013 × 300) ) の電圧が必要になるので、増幅率は、

1.975 / 0.6417 (= 3.078) 倍となります。

また、ライン出力を追加するとなると、2 Vrms (MAX) ですから少なくとも、

2 / 0.6417 (= 3.117) 倍の出力を作り出さなくてはなりません。

なので、それぞれOPAmpによる約3倍の電圧増幅が必要になるのです。

最初に、中心電圧に対してそれぞれ上下 0.9075 V の信号変化としましたが、これが3倍になると、2.723 V となり、上下合わせて 5.445 Vpp となってしまい、USB電源電圧 5V を超えてしまうことは前回書いた通りです。

なので、何らかの方法でこれを賄うだけの電源を作り出す回路を必要とすることになるのです。

また、OPAmp には、同相入力電圧範囲、出力電圧等の動作制限がありますから、十分な電源電圧を持たないと入力波形に対して出力波形が変化してしまう、つまり、歪んでしまうことにつながりますから注意が必要です。

なお、使われている OPAmp である NJM8080 では、それぞれ上下の電源電圧に対して標準で 1.5 V の余裕が必要となります。(これは、OPAmp の入力段・出力段が、トランジスタ2個分の Vbe を確保しなければならないことに由来しています。データシート(pdf)の等価回路を参照のこと)

さて、では、この「USB DAC付ヘッドフォンアンプ」ではどのようにしているのでしょうか。

ということで、次回に続きます

(今回は予定変更しました。すいません(汗))

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2015.01.19

USB DAC付ヘッドフォンアンプの話 (Digi Fi No.10 付録) その3

前回に引き続きです。

TI/Burr-BrownのPCM2704CというICは、パソコンのUSBと信号のやりとりをして、デジタル信号としてやってくる音のデータをアナログ信号として出力するものです。

それで、このICの特徴としては、アナログ信号出力はヘッドフォンの駆動信号としてほぼそのまま使うことができることにあります。

データシートのp.31にあるFig.35を必要な部分だけ抜き出してみると、こんな感じになります。

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このICを中心として、十数個の受動部品を追加するだけで、ヘッドフォン専用の回路にすることができるわけです。
出力側を電解コンデンサでACカップリングしているだけなので、小さな出力であれば可能なのです。(実際、ヘッドフォン出力は、13mW x 2 、at 300Ω)

しかし、実際には、DigiFi Vol.10の付録キバンにはLine出力もできるようになっていますから、これに2Vrmsの出力(at 600Ω程度)となります。
2Vrmsということは、約5.66Vppとなるわけですから、USBから供給される電源電圧5Vを超えることになって、この回路をそのまま使ってLine用とすることはできません。

そこで、前回の図に描いたように、Line用として電源回路が必要になるという推測する根拠になったわけです。

次回は、その電源回路の構成について推測します


(なお、以前の記事もそうですが、このキバンの解析に関しては、私の推測に基づくものですから、正確である保証はしません。参考程度にとどめてください)

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2015.01.15

USB DAC付ヘッドフォンアンプの話 (Digi Fi No.10 付録) その2

前回に引き続き、USB DAC付きヘッドフォンアンプ(Digi Fi No.10)についてです。

今回は、使っている部品について少し詳しく見てみました。
採り上げた部品については、それぞれのメーカのデータシートへのリンクをつけましたので、興味のある方は参考にしてください。

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まずは、メイン機能を司る「PCM2704C : Stereo Audio DAC with USB Interface, Single-Ended Headphone Output, and S/PDIF」
(TI (Texas Instrument)/Burr-Brown製)

英語ですけど、つまりは、
「ステレオのDAコンバータにUSBインターフェイスを付けて、ヘッドフォンアンプも付けたICですよ」
というものです。

極論すれば、このICが1個と水晶振動子、いくつかのコンデンサや抵抗を付けるだけでいいのです。
それにしては、他にもICが付いていますね。

それが、新日本無線のオペアンプ。
ローノイズの NJM8080。
オーディオ用の標準的なモノです。
これが2個使われています。
IC 1個に2回路のオペアンプが入っていますので、R/Lの2チャンネル分ですね。
Line出力と、ヘッドフォン出力用にそれぞれ使っているのでしょう。

でも、もともと最初に採りあげた PCM2704C にはヘッドフォン出力可能なわけですから、ヘッドフォン出力側にはいらないのではないのかと思ってしまいますが、そうではありません。

Line出力側、あるいは、ヘッドフォンを接続したり、あるいはその両方を同時に使うと、それらの負荷抵抗分によって出力電圧が下がってしまうことになります。
つまり、音量が下がってしまうのです。
だから、それぞれにバッファ用のオペアンプを通しているのでしょう。

次は、電解コンデンサ。

一番大きな電解コンデンサは、日本ケミコンのSMQシリーズ、6800μF。
おそらく、USB-IFから供給される電源電圧(5V)を安定化させるモノでしょう。

その他の小さなコンデンサは、同じく日本ケミコンですがSMGシリーズで統一されているようです。

いずれも、標準タイプで85℃品、寿命は2000時間。
まぁ、これほど温度が上がることは無いでしょうから、寿命については無視できるでしょう。

オーディオに詳しい人は、おそらくこれらの電解コンデンサの性能が音質を左右することに興味あるでしょうから、いろいろと交換してみると面白いでしょうね。


さて、右上の部分に採りあげたのは、部品単体では無く、回路ブロックとしてです。
含まれている部品は、
・チョークコイル
・ダイオード
・電解コンデンサ
・IC
です。
こういう構成だと、スイッチング電源だと推測されます。

どんなスイッチング電源なのか、何故必要なのかを、次回解析したいと思います。


以下、データシート(pdf)のURLです。

PCM2704C
NJM8080
SMQシリーズ
SMGシリーズ


ということで、次回に続きます・・・

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2015.01.13

USB DAC付ヘッドフォンアンプの話 (Digi Fi No.10 付録) その1

最近、ネットワークオーディオ、ハイレゾ、なんて言葉が飛び交ってますが。

あっしは、ハイレゾ音源を持っていないし、入手するつもりも無い。
だからというか、今持っているCD音源を最大限いい音で聴くことができるようにすることの方が重要なのである。

『Digi Fi』という雑誌は毎号買っているのではなく、付録に興味があって購入。

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付録のキバンはこんな感じ。(80 mm x 65 mm コネクタ類の出っ張りは含まず)

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キバンに印刷されている単語にピンと来た人は、多分オーディオ方面に詳しい人かと思います。

Olasonic

最近、雑誌などで小型のDACユニットやアンプ、CDデッキなど好評価を得ている会社。

むき身のまま、一度使ってみたことはあったのだが、そのままほったらかしにしておいたので、ちゃんと使えるようにしてみた。
本来ならば、ノイズの関係で金属ケースに入れるべきなのだろうけども、そんな道具もないし100円ショップのプラケースで済ます(笑)

元々、キバンを4カ所固定するネジとスペーサは付属しているが、スペーサとケースを固定するネジが無いのでそれも購入。(M3x10 4本)

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固定した状態、および、各ケーブルを接続した状態では、こんな感じです。

キバンが向かって右側に寄っているのは、ヘッドフォンジャックとアップ/ダウンボリュームスイッチの位置がほぼ面一になるようにしたからです。

ヘッドフォンとボリュームスイッチ側。

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USB端子とライン出力端子側。

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電源はパソコンのUSB側から供給されるので、外付け電源は不要。
詳細は次回あたりで少し解析してみようかと思います。

使った感じは、スカッとした音で押し出しも強く、なかなかいいです。
これは、先日買ったインナーイヤー型ヘッドフォンATH-CKR10との相性が良かったからかもしれません。

同じオーディオテクニカの長年使っているオーバーヘッド型ヘッドフォンATH-A900だと、少し落ち着いた音になりました。

次回に続く・・・

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2015.01.05

元日の大洗水族館へ

昨年、一昨年に続き、元日は大洗にある水族館へ。
何故かといえば、入場料金が半額になるから・・・。

さて。

館内を見て回ろうとしたら、いきなり、

20150101a

アシカの書き初めということで、「育毛」「責任」「美白」「婚約」「整腸」などという、およそ関係ないだろう単語が採り上げられていた。

初笑い、だ。

多くの人は、あまり気にしないで通り過ぎてしまっていたから、もったいないなぁなんて思ったよ。

水族館でいつも気になるのは、やっぱり「クラゲ」。
クラゲはいいな。癒やされる。

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中にはこういったピカピカ光るのもいる。
自分で発光しているのでは無く、照明の反射だそうで、その具合によって七色に変化しながら泳いでいるから、みんな立ち止まって見入っている。

あっしは、何度も何度も行き来しつつ、他の所を見てもまたここに戻ってきて暫く見たりしていて、多くの時間をこのくらい空間で費やしていた。

午後2時くらいに到着したので、アシカ・イルカショーは最終回を見る。

イルカが登場したときは、『なごり雪』を歌いながら出てきたのでとてもビックリした。(←嘘です)

やっぱり、ジャンプは見応えがありますね。

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最後にこれを。

20150101e

(実際はこんなに早く変化はしていません(汗))

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